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インターネット対応集合住宅利用者の相談を受けました。

日、会社様から、インターネット対応アパートが提供している既設のwifiネットワークでファイル共有ができないので解決してほしいという相談を受けたので、解決してきました。

訪問したインターネット対応アパートの設備

壁埋め込み型のwi-fiルータが備わっていました。
固定された設備ですので、アパート大家さんにとっては管理しやすい設備だと思います。FGBBというサービスとのことですが、設定変更や診断はサポートセンターが遠隔で行っています。

参考画像です。現場のものとは異なります。

ご相談内容

wi-fi を使って、ファイル共有をしたい。
例えば3LDK以上の賃貸住宅で、別々の部屋で複数人がパソコンを使うなら wi-fi が最適でしょう。LANケーブルにつまづいて転んだり、ステップラーやモールを用いて部屋が損傷したりするのは避けなければなりません。

この物件に引っ越す前は、ファイル共有ができていたのに、この物件ではファイル共有ができない。どうしてだろうかというお話でした。

小規模のファイル共有の一例はこの図のようになるのですが、近頃は、ネットワークストレージ(NAS)や、Dropboxなどのクラウドサービスが普及してきましたので、このような形態はシェア的には減っているようです。今回のケースでは、クラウドサービスを使う手もありました。

原因と解決

FGBBのセキュリティ仕様が原因でした。
クライアント担当のPCとサーバー担当のPC間の通信すら無応答でしたので、これを疑い、FGBBのサポートセンターにて確認が取れました。
FGBB側でセキュリティ設定を変更するのは可能ですが、一度変更すると元に戻すのは困難という回答でした。おそらく大家さんも絡むことでしょうし運用面で懸念が発生することなので、理解できます。(-_-;)

したがって、埋め込みコンセントから、別途用意したwi-fiルータに有線接続し、このwi-fiルータの電波を使って 各PCにwi-fi接続していただきました。

注意すべきこと

このように、壁埋め込み型のルーターの下に、wi-fi を設けると少なくとも以下の副作用があります。
・ネットの速度が落ちること
・両方のルータから、wi-fi電波が出るので、環境によっては電波が混信して、ネットが不安定になることがあること

その他、一般的に wi-fi を利用する以上、盗聴や不正アクセスの危険があります。少なくとも出来うる対策として
・ルーターはなるだけ信頼できるメーカーの最新の機種を使う
・ルーターのファームウェアを最新の状態に保つ
・なるだけ WPA3で接続する

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