HDMI接続を無線化する機器です。ほかのメーカーからも発売されているので、性能を検証したいですね。
ニュース~HDMIを無線化!30m離れたモニターに映せるドングル PC watch

windows update を行った後にパソコンの調子が悪くなった時、あるいは 新しいアプリやドライバをインストールした後にパソコンの調子が悪くなった時には、「システムの復元」を行うのが代表的な解決手段の一つです。
「システムの復元」というのは、文字通り調子が悪くなった時、windowsシステム、アプリや設定の状態を元に戻すものです。どの時点に戻すかと言うと、前回windows update を行った時、新しいアプリやドライバをインストールする前の時などに、自動で「復元ポイント」が作られた時点にです。(復元ポイントはユーザーが手動で作ることもできます)。復元ポイントは、あらかじめ設定されたディスク内の最大使用量に入りきる範囲内で保存され、入りきれなくなったら古いものから削除されます。
「復元ポイント」では、windowsシステム、アプリや設定の状態を保存するためのものですので、システムドライブ(通常はC:)を復元できるようにしておきます。従ってシステムドライブだけ有効にしておきます。
しかしながら、いざシステムを復元を行う際、この「復元ポイント」が見つからないことがあります。これが無いと、アプリや設定の状態を元に戻すことができませんので、不具合解決手段を一つ失なうことになります。
「復元ポイント」が無い理由の代表的なものは、システムドライブに対して復元ポイントを作る設定が無効になっていることです(下の画像にて「保護設定」が無効になっています)。どういう時にそうなっているかと言うと
1.システムドライブがいっぱいに近づいたため、自動あるいは手動で無効にした
2.ハードディスクを交換した、ハードディスクからSSDに変えた(近頃はこのケースが多い)
確認してみて、もしCドライブが無効になっていましたら、有効にしてください。そして上の画像のように、不明ドライブが有効になっていましたら、無効にして削除してください。
下の画像が正しい例です。システムドライブが有効になっています。
Cドライブが有効になっていても、システムの復元に用いるディスク領域の割り当てが 0~1% になっていることがあります。そうなっている場合も、復元ポイントを作成することができません。(画像でいう「構成(O)」ボタンの最大使用量(M)で確認)
(1) windows10 の場合
「設定(歯車のマーク)」から「システム」を選び、更に、左のペインのメニューから「詳細情報」を選択します。
おそらく画面右側にある「関連設定」項目から、「システムの保護」リンクを開きます。
ここで「システムのプロパティ」ウインドウが現れ、「システムの保護」タブが開いていると思います。上記の2つの画像を参考にして、(C:)(システム)ドライブが有効になっているかどうか確かめます。
(C:)(不明)というドライブが有効になっているときは、この項目をまず削除します。
まず、(C:)(不明) 有効 となっているところをクリックしてこの項目をアクティブ化します。
「構成」ボタンをクリックします。
右下の「削除(D)」ボタンを押します。
このボタンがアクティブになっていない(押せない)時は、いったん、「システムの保護を無効にする」ラジオボタンをオンにしてOK ボタンを押した後、再度、(C:)(不明) 無効 となっているところをクリックしてこの項目をアクティブ化してから「削除(D)」ボタンを押します。
OK ボタンを押します。
(C:)(システム) 無効 となっているところをクリックしてこの項目をアクティブ化します。
システムの保護を有効にする ラジオボタンをオンにしてから、
ディスク領域の最大使用量(M)を、3~5%くらいに設定します。そして OK ボタンを押します。
(2) windows11 の場合
「設定(歯車のマーク)」を押して現れたウインドウの左側のペインから「システム」を選び、右にある「バージョン情報」ボタンを押します。
画面中のほうにある「関連リンク」の項目から、「システムの保護」リンクを開きます。
あとは、windows10の場合と同じです。
パソコン歴の長い人は記憶があるかと思いますが、メーカー製のパソコンを買うと、十何枚ものフロッピーディスクが付いてきました(フロッピーディスクが何か知らない方は、google で画像検索をしてみてください)。これは何かっていうと、パソコンを工場出荷状態に戻すためのものって言うんですね。リカバリーディスクや、リカバリーメディアとも言いました。
しばらくすると、今度は数枚のCDメディアが付いてきました。そのあとは、数枚のDVDメディアが付いてきました。
その後は・・・っていうと、一、二枚のブルーレイディスクが付いてくるかと思ったら、こんどは手前でDVD-RやDVD-Rディスクに焼いてください、ということになりました。メーカーのパソコンには、(各メーカーは名前は違えど)再セットアップメディア作成ツールというアプリがあって、それを起動させるんですな。それを作るためのデータが、パソコンのハードディスクの隅っこの、ユーザーが触れない領域に入っているの。
それが 8年くらい前、windows10が出てきたあたりから、メーカーは徐々に、再セットアップメディア作成ツールというアプリを添付するのを止めてきました。レノボとか海外メーカーから始まったですね。その代わりに windowsの「回復ドライブの作成」ツールを使ってね、ってことになりました。今は富士通のパソコンも、リカバリーメディアは「回復ドライブの作成」ツールを使って(普通は32GBくらいのUSBメモリを使って)作ることになっています。
一方、NECのパソコンには、今でも「再セットアップメディア作成ツール」アプリがあって、それを使ってくださいと言っています。でも、windows は 21H1とか 22H2とか「機能更新」(昔の windows7だったらサービスパックのようなもの)の後だったら、リカバリーは、機能更新が盛り込まれた「回復ドライブ」から行ったほうが楽に思えます。なので、「再セットアップメディア作成ツール」でリカバリーメディアを作る作業をすっ飛ばして、いきなり「回復ドライブ」を作りたくなるようなもの。でもそれは止めたほうがいいです。
なぜかというと、NECの「再セットアップメディア作成ツール」アプリを使って再セットアップメディアを作っておく前に、windows の 回復ドライブ作成ツールで回復ドライブを作成しようとすると、失敗する事例が多いからです。
1回目は異常終了、2回目は(32GB以上のUSBメモリを装着したにもかかわらず)必要な容量が足りないエラーが出た事例がありました。
回復ドライブが作成できない原因は、システムファイルの故障、ウイルス対策ソフトなど常駐アプリが悪さをする、作成中にスリープがかかるような設定をしている、をはじめ色々考えられますが、NECのパソコンを使っている方は、だまされたと思って上記のことをやってみてはいかがでしょうか? 解決するかもしれません。
あと再セットアップメディア作成ツールは、購入した当時のバージョンのwindowsで行ってください。windows10パソコンは、windows11にアップグレードするまえに行ってください。アップグレードした後には再セットアップメディアツールを使うことができず、windows11での回復ドライブ作成時に、USBメディアの容量が足りないエラーが出たとしても解決できないのではないかと思われます。
購入時(製造時)の状態に戻すのが「再セットアップディスク」
最新のwindows機能更新時の状態に戻すのが「回復ドライブ」です。購入後何年も経ってwindowsのアップグレードや機能更新を経てきたPCのリカバリーは「再セットアップディスク」ではなく「回復ドライブ」を使ったほうが断然短時間で済むと言えます。
とはいえ、リカバリーメディアは、内蔵HDD/SSDが壊れたとか、深刻なエラーが起きてwindowsの設定メニューからも、内蔵HDD/SSDから起動できる様々な回復環境からも、リカバリーができないときしか使いません。でも再セットアップメディアも回復ドライブが必要になったにもかかわらずそれらが手元にないときは、NECならば再セットアップメディアを有料(1万~2万円台前半)で頒布してくれると思います。(最近はリカバリーメディアを頒布してくれないメーカーも多いので、その時はメーカー修理対応になります)
パソコンのドライブのデータを暗号化し、盗難されてもデータをとりだせないようになっているのは良いことですが、残念なことに時々暗号化されたドライブを回復するキーとなる暗号数字が求められます。ユーザーがその回復キーを持っていないと、パソコンが使えなくなります。「自分は暗号化した覚えがない! 回復キーがあるなんて知らない!」と右往左往しても後の祭りです。皆様はそんなことのないように・・・。
ITに精通していない人は、「え? ビットロッカー? 地下鉄の駅においてあるアレのこと?」と思うかもしれません。BitLockerとは・・・
ノートパソコンをどこかに忘れたり盗まれたりしたとしても、あらかじめパソコン内部のドライブや、USBドライブなどを暗号化しておけば、たとえドライブを取り出して装置にかけたとしてもデータを盗み見することができないようにすることができます。そんな暗号化機能が BitLocker(ビットロッカー)といいます。
元来 Bitlocker は windows pro※ と 企業向け enterprise エディションが入っているパソコンのみに搭載されているものでしたが、windows10以降では、ある条件を満たした(多くは自作を除く殆どの店舗購入等の)PCでは、windows proだけでなく、windows home※のものでも、デバイスの暗号化に限定したBitlocker が使えるようになっているのです! しかも、パソコンの初期設定で microsoftアカウントの設定をした段階で、勝手に デバイス暗号化 機能がオンになってCドライブの暗号化を進めてしまうことなのです。
※ お持ちのパソコンに windows proが入っているのか、windows homeが入っているのかは、windowsの「設定 – システム – 詳細情報 または バージョン情報」で確認できます。
「デバイスの暗号化」 機能は、BitLocker 機能の一部です。ここで云う「デバイス」というのは、パソコン内蔵(場合によっては外部接続)のハードディスクドライブやSSD(場合によってはUSBメモリ)を指します。暗号化されたデバイスを回復するには、後述の「回復キー」が必要です。
我々は、以下のような話も聞きます。windowsにあまり詳しくない、ましては BitLocker についてのことを知らない方にとっては、ちんぷんかんぷんですし不安になりますよね。
我々は、誤ってフォーマットを行ったり、システムファイルが壊れたり、HDDなどが壊れたりした場合のデータ復旧を行っていますが、その時でさえ(多くの場合64桁の)回復キーがわからないとお手上げになります。
データが消えてもいい、パソコンを初期化ができれば といっても初期化を行うとデータが消えてしまいます。インストールした貴重なアプリやドライバや設定が見事に消えます。大変なことです。
「回復キー」は万一のためにサササっと確認できるよう必ず大切に持っていましょう。「マイクロソフトアカウント と パスワード」については言うまでもありません。「パソコンを識別する名前(デバイス名)※」もわかっていなければなりません。
※デバイス名は、windows の「設定 – システム – 詳細情報 または バージョン情報」に記載してあります。自身で設定しない限り初期設定時に命名されます。
その他、Bitlocker にまつわるデメリットとして、こんなのもあるようです。
・windowsアプリによっては、Bitlocker を無効にしないと動作しないものがあるので、もしそれに当たった場合には、Bitlocker を無効にしなければならない。
Bitlocker 回復キーは、暗号化をオンにする度に再発行されるので、頻繁に暗号化オフオンを繰り返す人は、回復キーが複数マイクロソフトのサーバーに残っていることになります。(もちろん回復キーの入力が求められたとき、どの回復キーを使えばよいかは、求められた際に表示される回復キーの先頭8桁で分かるようになっています。
先ほども申したように、店舗等で購入したwindows10以降のPCでは、デバイスの暗号化に限定したBitlocker が使えるようになっています。
デバイスの暗号化機能の有効化は、購入したPCにマイクロソフトアカウントを設定した際に、ユーザーの意思にかかわらず勝手におこなわれ、それと同時に回復キーが自動的にマイクロソフトアカウントのサーバーにアップロードされる仕組みになっていることが多いです。
デバイスの暗号化機能を解除したければ、ユーザー自身が明示的に行わなければなりません。
ちなみに、自作のパソコンなどに22H2バージョンのwindowsをクリーンインストールした環境では、デバイスの暗号化機能が勝手に有効化されることはないと思われます。将来のバージョンはわかりませんが。
設定 – プライバシーとセキュリティー を開き、右ペーンに「デバイスの暗号化」項目があるか確認します。
もし「デバイスの暗号化」項目があれば、 この機能がオンになっている可能性がありますので、さらに次の確認をしましょう。もしなければ、そのPCが windows home版であれば、デバイスの暗号化の機能はありません。windows pro版であっても、勝手にドライブのBitLockerが有効になることはありません。
「デバイスの暗号化」項目がある場合、そこをクリックすると、「デバイスの暗号化」スライドスイッチがありますので、それがオンになっているかどうかで確認できます。
個人的考えですが、今のノートPCのセキュリティは、マイクロソフト社やメーカーの推奨する設定がなされ、二段階認証がなされ、二段階認証に用いるスマホのセキュリティもしっかりしている限り、昔と比べてかなり堅牢だと思われます。例えばパソコンとスマホが一緒に盗まれ、両デバイスのPINやパスワードが他人に知られるなど不運なことがない限り、またPCのロック解除のパスワードを省略するような設定がされてない限り、中身が見られることはそんなにないと思われます。ただ、HDDやSSDを抜き取られたらその限りではないので、その時にデバイスの暗号化が役に立つと思います。
金銭や機密にかかわる情報が入っていなければ、個人で使用する限りはBitlocker デバイスの暗号化は必要でない気がします。
「デバイスの暗号化」スライドスイッチをオフにします。
ここではパソコン版の話をしています。スマホ版ではマイクロソフトアカウント画面レイアウトが異なっているので、下記のようにならないことがあるのをご承知ください
マイクロソフトアカウントにサインインし、画面上端のメニューで「デバイス」をクリックします。
するとそのマイクロソフトアカウントにアクセスしたことのあるPC一覧が表示されますので、今使っているPC名(デバイス名)を探して(畳まれていたら開き)、「詳細を見る」リンクをクリックします。
BitLocker データ保護 のカラムがあって、その中に「認証キーの管理」リンクがありますので、それをクリックします。
そうすると、すべてのPCの、過去に発行された Bitlocker回復キー(ユーザーが削除したものを除く) が表示されます。
6桁ごとに区切られた48桁の数字が並んでます。
ここに複数の回復キーが表示されている場合、対応するデバイス名で、キーIDの先頭8桁が合致する回復キーを入力してください。
この内容は、私が2022年1月に別の媒体に掲載したものの転載になります。
昨年11月中旬に予約販売を申し込んだミニPC Minisforum EliteMini HM90 が年末に届きました。中国深圳から12月中旬のクリスマス前の時期に順次発送ということでしたので、1月中旬頃に来ればよしと思っておりましたが、あっさり昨年末に到着しました。私の方が所用でなかなか開梱できませんでいした!
年も明けてやっと開梱できました!
写真のモニターは23.8インチの4Kモニターですが、それと比べると小さい小さい!
モニターの背面に取り付けスペースがこのようになっていましたら、付属の金具を使って取り付けられますよ!
あっさりモニター背面に納まりました!
外付け機器が無ければ、このPCはwifiが標準でついてくるので、USBワイヤレスキーボードとマウスを使えば、今回このパソコンに取り付けたケーブルは、USBパワーデリバリー規格のスリムな電源ケーブルとHDMIケーブルのみ。モニタ信号がUSB-Cポートに対応していれば、さらにスリムなUSB-Cケーブルが使えて更にスマート。
巷で売られているモニター一体型デスクトップパソコンよりUSB端子が豊富なので、多くの外付け機器がつなげて、複数のモニターがつなげます! 総じて高性能で最新スペックでグラフィックもビジネス用途でしたら、CAD/CAMや画像映像の編集やゲームに使うのでなければ並み以上の性能です。国内メーカーのモニター一体型デスクトップパソコンの一年先を行っているスペックだと思います。
外付け液晶モニターの電源が入らない不具合。意外に多いACアダプタ故障。
ノートパソコンの電源が入らない不具合もこれが原因だったことがありますよ。
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ACアダプター給電の液晶モニターだったらACアダプタ故障を疑ってみます。
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現在使っていないACアダプターが有れば、以下の全てを満足していたらそれと交換してみて正常に動作すれば儲けものです。満足していればパソコンのACアダプターでも外付けハードディスクドライブのACアダプターでも構いません。
☆
【まず】
『極性』液晶モニター差す側の芯部分(内側)が、液晶モニターのACアダプタと同じものを選ぶ(プラスだったらプラス、マイナスだったらマイナス)
『電圧』が同じになっている!
『電流』液晶モニターのACアダプタに書いてある電流値と同じかそれより大きいのを選ぶ! (小さいのを接続すると発火発煙になる恐れ有)
【更に】
『コネクタの形状』が同じこと (スポスポだと接触が悪かったりぬけたりして故障の原因に)
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一時期のNECやLENOVOのパソコンのように四角かったり、DELLのパソコンの一部のように特殊な形状をしていなければ、このようなコネクタを変換できるツールもあります。
例えばこのような商品(Amazon のリンクにジャンプします)
ノートパソコン ネットブック DC電源 ユニバーサルアダプタ コネクタ 28
パソコン内蔵のHDD/SSD、もしくはパソコンにUSB接続する外付けHDD/SSD の健康診断と故障予知は、先の記事
HDD/SSDの健康状態の指標S.M.A.R.T.(https://pom-net.jp/2023/09/07/hdd-ssd%e3%81%ae%e5%81%a5%e5%ba%b7%e7%8a%b6%e6%85%8b%e3%81%ae%e6%8c%87%e6%a8%99s-m-a-r-t/)で示したようなアプリを使った方法によって調べることができます(外付け製品の一部は未対応)。
では、NASやRAID外付けディスクについてはどうでしょう?
国内メーカー Buffalo や IO-DATA だけでなく、NASキット(筐体)メーカーの QNAP や Synology など主要メーカーの最近のモデル(廉価モデルを除く)であれば、HDD/SSD の健康診断と故障予知機能は付いています。ただ国内メーカーの製品は詳細なsmart値を表示せず総合評価にとどめていることも多いようです。
もちろん RAID構成のNASも、単一構成のNAS同様にそういった機能は付いています。
多くの場合、NASにアクセスするための IPアドレス の webページを開くことによって確認することができるようです。
IO-DATAの NurSuS サービスのように、メーカーがNASの状態を遠隔診断して通知できるようにしていることもあります。
例えば、次の写真は、QNAP 製の NAS (型番は伏せます)の S.M.A.R.T.データです。QFinder というアプリ※から、NASを動かしている QTS というOS (バージョンは 4.3.3)にログインすると、デスクトップ画面が表示され、その右上の車のアナログメーターみたいなマーク(マウスオーバーすると「ダッシュボード」と表示)をクリックすると、いろんな情報がダッシュボードに表示されます。ディスクの健康状態も表示されますが、ここをクリックすると、「コントロールパネル – ストレージマネージャー」に飛びますので、「ディスクSMART」タブを表示することで、次の画面が表示されます。
※Buffalo で言うところの「NAS Navigator」アプリ、IO-DATA で言うところの 「LAN DISK」アプリ。
一般的には、RAIDディスクの管理は、RAIDディスク装置が行っているはずなので、パソコンが直接ディスクの健康状態を見に行くことはできないです(ここでは触れない内蔵HDD/SSDのRAID構成[ハードウェアRAID/ソフトウェアRAID] では、その限りではないかもしれません)。装置メーカーが専用ユーティリティアプリを出しているはずですから、それを実行して確認することになるでしょう。
一例を挙げましょう。
下の写真 パソコン本体の右側にあるケースは、logitec の USB3.0接続の 外付けRAIDケース LHR-2BRHU3 です。この中に 1TB の HDD 2個をインストールして RAID1構成にしてあります。
この製品は今も販売されているようです。
この外付けRAIDディスクをPCにUSB接続して、crystaldiskinfo で確認するとこのように「不明」と出ます。
ちょうど、このHDDケースの製造元 ロジテック社の RAIDユーティリティの中に、健康診断機能がありました。
Logitec RAID Manager と言います。
これを使うことで、次のように smart情報を確認することができました。
これが初期画面です。RAID/SATAドライブ情報 タブを開き、
HDD1 を指定すると(文字が反転)
以下のように S.M.A.R.T. 情報が表示されました。
異常などのイベントが発生したら、自分のメールアドレスに通知を送ることもできますよ。
屋外の用途に耐えうるように、普通のLANケーブルの外側に厚い被覆が巻いてあります。
テレビの同軸ケーブルみたいに屋根の上を這わせたりもできますよ。離れた建物なら、ポールを使って伝うのもいし、埋設用チューブを使って伝うもよし。
長いケーブルを使うときはカテゴリー6Aという新しい規格のものを強く推奨します。(4K画像の閲覧、オンラインゲーム、クラウド利用、大容量通信(動画や画像の送受信)に支障が生じないようにするため)
最近は5Gホームルータとか、メッシュwifiとかあるけどね。
すでに光回線引いて運用してるなら、屋外LANケーブル工事で発生する料金は一度きり。毎月料金は発生しません。
メッシュwifi も複数揃えるとカネかかるし、昔の中継機ほどではないけど速度は低下する。
有線が一番。
例えば、こういう家とか。(LANケーブルには規格に応じて最大伝送距離があることに注意)
パソコンを構成する部品の中でも、ハードディスクやSSDは極めて重要なものです。ハードディスクやSSDが故障すると、仕事のデータや思い出のデータを含め、中に入っていたデータが消えてしまいます。故障したことのことを考えて日ごろからバックアップを取っておくのは当然のことですが、パソコン上からツールを使えば、ハードディスクやSSDの健康状態をある程度知ることができ、消耗品であるこれらの部品の交換時期を予測することができます。ハードディスクやSSDの健康状態は外から見ているだけでは分からないため、こういったツールで日ごろ確認しておくことをお勧めします。
このページをご覧になった人は、まず、この S.M.A.R.T. という言葉を覚えておいてください。これは、HDD/SSDの健康状態の指標として使われるものです。われわれがHDD/SSDを使うと、HDD/SSDの現在の健康状態が逐次そのHDD/SSDに記録されます。温度、使用時間、電源投入回数はもとより、HDDの場合読み書きに失敗したセクタ(データを書き込むブロック単位)の数なども記録されます。SSDの場合、残り寿命がパーセントで表示されたりします。
windows パソコンでは、 例えばcrystaldiskinfo というアプリ(専用サイトからのダウンロードは無料。開発支援はストアアプリ版購入にて)をインストールことができ、インストールしたパソコン内蔵のHDD/SSDや、USB接続した外付けHDD/SSD(一部対応外あり)の S.M.A.R.T. を確認することができます。
mac では、DriveDx、Smart Reporter、Smart Utility などのアプリ(有料と思われる)をインストールすることができ、ディスクユーティリティから確認することができると思われます。
Linux (ubuntu) ※Ubuntu Japanese Team が提供している Ubuntu 日本語 Remix を標準構成で導入したもの では、ディスクユーティリティ に、SMARTのデータとセルフテスト 機能が含まれています。
おや~? 温度が99℃/210℉を表示してる!
これバグってますね!
下の表の7行目 194/温度 のところの 33℃が正しそうですね!
S.M.A.R.T.を用いたディスク健康診断アプリでは、総合的に健康状態を正常、注意、故障状態 というように教えてくれますが、
その根拠を項目別に教えてくれます。ここで挙げるものは、一番よく起こりうるパターンです。覚えておいて損はないでしょう。
05 代替処理済のセクタ数 (Reallocated Sectors Count)
セクタにデータを書き込もうとして書き込み失敗すると、HDDのファームウェアが、そのセクタを書き込み禁止にして、HDDが予備で持っている代替セクタ領域に書き込むよう制御します。書き込み失敗するということは、ハードディスク表面あるいは周辺の機構部品の劣化が考えられます。生の値(RAW値)が徐々に増えていたり、数十個にもなっていたら、即交換することをお勧めします。代替セクタ領域として確保されているセクタ数には限りがあります(その数はHDDの機種による)代替セクタが使い果たされるとデータ損失になります。
C5(アプリによっては 197と表示)代替処理保留中のセクタ数 (Current Pending Sector Count)
セクタからデータを読み込もうとして読み込み失敗すると、HDDのファームウェアが、そのセクタに代替処理保留中という目印を付けます。読み込み失敗するということは、ハードディスク表面あるいは周辺の機構部品の劣化が考えられます。電源遮断などのストレスによって生の値(RAW値)が増えることもあるので、この数値が徐々に増えていたりしなければ、必ずしも即交換する恐れはありませんが、この数値が増加傾向の時、数十個にもなっていたら、即交換することをお勧めします。
パソコンにも、業務用複合機にもハードディスクが入っています。USBケーブルで接続して外付けHDDを使っている人もいるでしょう。組織で使うデータを共有して作業できるようNASというネットワークハードディスクを使っているところもあるでしょう。NASに家族で録画したデータや録音した音楽などを入れている人もあるでしょう。
これらのハードディスクもいつかは壊れます。近頃は「ハードディスクなんか使ってないよ、SSDだよ」という方もおられますが、いつかは壊れるのは一緒です。地震や不注意で落下させて壊れてしまう事例、経年劣化で壊れてしまう事例、それぞれあるでしょう。いずれにしましても、定期的なバックアップが欠かせません。忘れないように自動バックアップがお勧めですね。作業都度、1時間、2時間、数時間、半日、1日、1週間、いずれかの間隔にするか決めることになりますが、バックアップ期間中に故障したらその分に入力したものは消えてしまいますので、そういったダメージが小さくなるような間隔でバックアップするとよいでしょう。バックアップ方法については環境によって大きく異なりますので、別の機会に触れようと思います。