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windowsパソコンを入手したら、まず回復ドライブを作りましょう

 回復ドライブとは、パソコン製造時もしくはまっさらな状態に戻すのに使うメディア(USBメモリやDVD)のことです。
以前は再セットアップメディアとかリカバリーディスクとか言ってましたが、今は回復ドライブがその役目を果たします。

 パソコンに内蔵されているストレージ(基本ソフトのシステムやデータを保存しておく大切なところ)も消耗品でいつかは故障しますし、初期不良であっけなく故障することもあります。そんなときストレージを交換した後に、この回復ドライブを使ってパソコンを回復します。

 もしくは、システムをいじるだけでは復旧できないほどパソコンのシステムの調子がひどく悪くなるときもあります。そんな時はこの回復ドライブの力を借りてパソコンを回復します。

 最近のwindowsパソコンには、標準機能としてこの回復ドライブを作成する機能がついておりますので、パソコンを購入したり譲渡されたりしたら、真っ先にこの回復ドライブを作りましょう。もし作成していなければ、今からでもよいので作成しましょう。もし作成に失敗するとき、ネットで原因を調べても解決しない時には私どもに相談ください。

 また最近のwindowsは、半年~1年に1回、機能更新といってwindowsシステムの中身が大幅に入れ替わりますので、機能更新をするごとに、回復ドライブを作り直すと良いでしょう。
 以前のwindows xp や 7のパソコンをリカバリーした後、最新の状態にアップデートするのに大変手間をかけた経験のある方もおられると思いますが、機能更新のしばらく後パソコンが安定している時を見計らって回復ドライブを作成しておくと、万一のUSBメモリを使用してリカバリーを行った後に最新の状態にアップデートする労力は小さなものになるでしょう。

 もちろん、前記事にあるような、システムドライブのスケジューリングバックアップを行っておけば、復元した後に数多のアプリを再インストールする手間も省けます。

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パソコンデータのバックアップ考

パソコンデータの不意の消失を防ぐために、おおよそ次のことをしているはずです。

(1)ファイル/フォルダのコピーを別の媒体に保管する
(2)ファイル/フォルダの標本を一定間隔で別の媒体に保管する
(3)システムドライブの標本を別の媒体に保管する
(4)システムドライブとデータドライブの標本を別の媒体に保管する

それぞれ目的があって
(A)パソコンが壊れた時に、別のパソコンで作業ができるようにするため
(B)データを誤って消してしまったときに、以前に作ったデータを呼び出すため
(C)パソコンが重くなったり立ち上がらなくなったときに、以前の状態に早急に復元するため
(D)パソコンを買い替えた時に、パソコンの環境を容易に移行するため

作業中のパソコンの調子が悪くなったとき、近くに代替のパソコンがあって、そのパソコンで作業可能な環境でしたら、上記(1)の保管方法でいいでしょう。また、作業中にデータを誤って消去したり、データファイルが壊れてしまった時も、上記(1)の保管方法でいいと思います。

編集履歴が保存されない類のファイルの、過去のバージョンを使うことがある場合は、上記(2)の保管方法を考えなければなりません。

パソコンが重くなったり立ち上がらなくなったときに、以前の状態に復元する方法として、例えばwindows10でしたら主なものとして
・スタートアップ修復
・システムの復元等
・システムファイルの修復
・ユーザーアカウント修復
・常駐アプリやサービスの停止
・リカバリー(windowsのリフレッシュ、初期化)
などあります(もちろんハードの修理交換もあったりします)。これらの作業の中には手間がかかるものがあるので、リカバリー実施が解決の早道だったりしますが、リカバリーを行うと、アプリを順次入れなおさなければなりません。
windowsの提供元は、調子が悪ければ安易にリカバリーを推奨しているように私には思える(実際リカバリーが最良最短解決の手段であることが多い)ので、日頃からリカバリーしてアプリを入れなおす準備だけは整えておくべきだとは思いますが、手間のかかるアプリの入れ直しは避けたい・・・そういう人は、万一のために、上記(3)(4)を行っておいてください。

さて、現時点でのバックアップおすすめのソフトはというと

◎windowsの標準機能を使う・・・×
 コストはかかりませんが、windowsのバージョンの変更によって仕様が変わったり使えなくなったりし、そのたびに使い方を学び続けなければならない不安がある。

◎Acronis Cyber Protect (旧 True Image) ・・・△
 古くから実績のある有料ソフトで、私も 2008年に バージョン11が売り出された時から使用し、2011年頃日本語版の発売が遅れていた際も英語版を入手して使用。
システムドライブのバックアップ性能の良さには定評があると感じている。近頃はランサムウェア対策やウイルス対策に力を入れているが、それ故にサブスクリプション制に移行し高額になった。最低限の機能を求めるならオーバースペックな印象。ただ3台/5台単位での使用ならコストメリットがあるかもしれない。web上でバックアップサーバーさながらの複数PCのバックアップ管理ができる優れもの。windowsとmacで使用可能。クラウドのバックアップができるエディションもあり多機能。もちろんサーバ版や多数端末版もある。

◎EaseUS Todo Backup・・・△
 無料版と有料版を扱う。古くは無料版にもかかわらず驚くほど機能が揃っていた(というか揃いすぎていた)。現在は無料版ではファイルのスケジュール・バックアップ機能まで削られている模様(手動で完全/増分/差分バックアップはできる)。後述のAOMEIより説明がわかりにくく購入に至らず。買切版なのは嬉しい。

◎AOMEI Backupper・・・〇?
 無料版と有料版(サーバ用を除けば Professionalと商用利用可のWorkstationの2種)がある。無料版でもファイル/フォルダを他のストレージ機器に自動でスケジュール同期させる機能はあるので、そういう使い方を求める人には最適(OneDriveや他社のクラウド同期サービスよりこちらが良い人向け)。
別メディアやストレージとの同期作業を行う機能と、windowsシステムドライブのバックアップをする機能がこのソフトウェア1本にまとめられているのが良いですね。
操作もわかりやすい。ネット検索でヒットする商品の説明が分かりやすかったので購入した。買切版。ライセンスは1PC単位。PXEブートツールがユニーク。

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パソコンデータの不意な消失を防ぐ方法いろいろ(1)

【1】ファイル/フォルダ単位

(a)ファイル/フォルダのコピーを別のドライブ/フォルダに作る (必要最低限のものをUSBメモリを使って運用している場合もある)
 ・コピー先と同期する方法
   コピー元で更新されたらコピー先のも更新される
   コピー元で削除されたらコピー先のも削除される
 ・コピー先と同期しない方法
   コピー元で更新されたらコピー先のも更新される
   コピー元で削除されてもコピー先のは削除されない

(b)ファイル/フォルダのバックアップを作る(外付けストレージ、ネットワークストレージ、クラウドが使われる)
 ・バックアップイベント毎にファイル/フォルダ全体が復元可能な形で保存される。多くの場合、バックアップした時点のイベントを指定して復元できる。
 ・手動でその都度保存したり、自動スケジュールを組んで保存したりする。
 ・スケジュール保存の場合、保存領域を節約するために、圧縮を行ったり、完全バックアップの他に増分・差分バックアップがなされることがある。

【2】物理的ドライブの物理的パーティション単位(windowsならCドライブ、Dドライブ等)
【3】システムパーティションを指定
【4】内蔵HDD/SSD1台単位
【5】パソコン内蔵ストレージ全て

・一般的に、外付けストレージ、ネットワークストレージ、クラウド上に、ファイル単位でなく丸ごと単位で保存される。
・バックアップイベント毎に全体が復元可能な形で保存される。多くの場合、バックアップした時点のイベントを指定して復元できる。
・手動でその都度保存したり、自動スケジュールを組んで保存したりする。
・スケジュール保存の場合、保存領域を節約するために、圧縮を行ったり、完全バックアップの他に増分・差分バックアップがなされることがある。
・バックアップソフトによっては、復元より細かな単位(ファイル/フォルダ/ドライブ等)