カテゴリー
未分類

メーカ修理を断られ、データ取り出しを依頼されたPCが当店で直ってしまい、サクサク動いてお客様大喜び

電源ボタンを押してもウンともスンともいわず、購入店に尋ねても部品が無いので修理できんと言われたPC。データだけでも取り出せないかということで当店に持ってこられました。

いいですよ、と言って引き受けてPCを分解してハードディスクを取り出して普段のごとくデータ取り出しにかかったけれど、うまく取り出せないファイルがちらほら。診断ソフトによるとハードディスクの物理的損傷はない模様。俗にいう軽度の論理障害というもの。

一方PCについては、電源が入らない症状は見られず、折角だからハードディスクを元に戻して障害の修復を行い、PCが動くのならPCからデータを別媒体にコピー出来るわと楽観してたら、動作が遅いの遅いの。少なくともシステムファイルの損傷の疑いがあったので修復して、ハードディスクのシステムごとSSDに換装することにした。そのほうが修理の能率が桁違いに違う。ついでにファイルの再整頓も行う。PCのファームウェア(BIOS)も古かったので最新にバージョンアップ。そんなこんなでPCの調子の悪さはすっかり直ってしまった。動作を遅くしていたエラーも消えた。ここまでくればPCからデータを別媒体へのコピーはサクサクです。PCに記録されていたエラーも出なくなった。

カテゴリー
未分類

スマホ買替の際、認証アプリに登録したアカウントの移行を忘れずに

先日、某SNSに登録してあった自分のアカウントが乗っ取られ、パスワード変更され、身に覚えのない迷惑投稿がされたとのことで相談にこられました。

こういった場合の解決法として、ネットには以下のようなことが上がっています。
(1)現時点でログインできるかの確認→ログインできたらパスワードの変更等
(2)SNSに登録されてるメールアドレスの確認
(3)パスワードのクリア、再登録

今回、(1)は不可、(2)は登録メールアドレスが不明、ということで(3)のパスワードの再登録を試みました。

スマホでなくPCから再登録を試みることで、あるところまで作業は捗りましたが、認証アプリから発行された認証コードを入力するよう促されましたが、相談者は今持っているスマホに認証アプリを導入しておらず、バックアップコードも保存されていないいとのことでした(実は、認証アプリにアカウントを登録したかどうかについて、相談者様に記憶がない模様で、もしかしたらハッカーが勝手に認証アプリに登録した、ってことがあるのかもしれません)。結局、(3)の手段も取れませんでした。

自分のアカウントが乗っ取れないために、いくつか気を付けないといけないこともあるのでしょうが、2段階認証に関して言えば

・2段階認証を必ずセットする
・2段階認証の時に、microsoft や googleなどの認証アプリを使う場合の注意として、(1)スマホ買換えたら認証アプリに登録されたアカウントを必ず新しいスマホに移行すること (2)認証アプリに登録した際に発行されるバックアップコード(数個くらいは発行される)を万一の時のためにメモして残しておく・・・スマホ紛失等で認証コードを出せない時に他のデバイス上でバックアップコードの入力が促される場面でこのコードが役に立ちます。

今は認証の手段として生体認証とかいろいろあるようですが、SMS認証では危険という話もあり、認証アプリによる認証がどちらかといえば推奨されているようです。

あとは

・個人情報をさらさない
・親しくない人からの問い合わせや質問には答えない
・究極は、SNSをやらないってことかもしれません。

カテゴリー
未分類

穂積・大垣地区から新大阪まで早く行ける割引きっぷ

現在、JR東海から、「シャトルきっぷ」というきっぷが有って、穂積・大垣地区から米原まで在来線普通列車普通車自由席を、米原~京都・新大阪までは新幹線「ひかり」「こだま」号の普通車自由席を利用し往復することができます。
大垣駅の窓口で「新大阪まで新幹線で行きたい」と言うと、この割引切符を販売してくれることが多いようです。

往復きっぷで有効期間は2日間。
通年販売(ただし多客期を除く)
販売額は6,340円(大垣駅発着の場合。乗車駅によって異なる)
穂積醒ヶ井駅間で窓口有か(サポート付)指定席券売機の有る駅で購入

ただこの割引切符は、24年3月15日で販売終了。切符は翌3月16日をもって使えなくなります。

その代わりに、3月16日から通用可能な以下の切符がJR東海から発売されます。

EX早得1

乗車日前日(23:30)までの予約で、「のぞみ」「ひかり」「こだま」の自由席をおトクにご利用いただけるきっぷです。

東海道新幹線停車駅発着の片道切符。
インターネット予約して購入。
(乗車6日前の午前零時~乗車前日午後11時半まで購入可能)
通年販売(ただし多客期を除く)
3月16日乗車分より発売(発売開始は3月10日~)
6名分まで購入可能(深夜時間帯は3名まで)
在来線を利用する場合は、新幹線乗車駅までの運賃、料金が別途必要。

例えば EX早得1を利用した場合(大人一人)
大垣ー新大阪片道    計 3200円(往復6400円)
(参考 大垣ー新大阪  通常 5170円)自由席利用   
 大垣ー米原        運賃 680円
 米原ー新大阪   EX早得1料金 2520円
岐阜羽島ー新大阪片道  計 4730円(往復9460円)
(参考 岐阜羽島ー新大阪  通常 5170円)自由席利用

シャトル切符と比べて、EX早得は往復で60円高くなってますが、切符購入の手間など、利便性は優っているようです。   

要件
スマートEX、もしくはエクスプレス予約の会員になること
会員サイトにて、使用する交通系ICカード番号を登録しておくと、そのICカードを使って新幹線に乗車できる(エクスプレス予約会員のICカードの使用も、紙切符を発行して使用もできる)。

在来線を利用する場合でかつ、在来線乗車駅から新幹線乗車駅まで、新幹線降車駅から在来線降車駅まで、JR各社各ブロックの交通系ICカード利用エリアで完結していれば、ICカードだけでJRの在来線、新幹線に乗れてしまう。(少なくとも在来線区間で紙切符の必要な指定席・G車に乗車していなければ)
(在来線区間は交通系ICカードから引き落とされ、新幹線区間はクレジットカードから引き落とされる)
今は米原駅までTOICAが使えます。

ICカードに新幹線複数名分を紐づけし、ICカードで在来線から乗車する場合は、どうやって運用するんでしょうか?駅員に聞いてください。

カテゴリー
未分類

名古屋近郊のJRを格安で回れる一日券「名古屋おでかけきっぷ」

今回はパソコンの話でもネットワークの話でもありません。パソコンやスマホを使ったJR東海のサービスの話です。

名古屋おでかけきっぷ
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/nagoya-odekake/

私の地元の大垣駅から名古屋まで往復すると、大人片道770円(24年4月からは780円)ですので、往復1540円(同1560円)ですね。金山や鶴舞、千種、大曽根、笠寺だったらもっとかかります。

実はJR東海の名古屋近郊の区間の普通(各停)や快速新快速(それぞれグリーン車を除く、指定席を除く)の一日乗り放題の切符があって、料金がなんと1500円。大垣から名古屋を往復するだけで元が取れます。もちろん区間内なら途中下車し放題なので、岐阜や尾張一宮で途中下車もできます。

このきっぷは、JR東海のEXサービスと、JR西日本のe5489サービスを使って購入し、駅のe5489受取機で受け取ります(予約番号、登録したスマホ電話番号と入力したクレジットカードが必要です)。

きっぷ購入のしかた

・まず、JR東海のEXサービス(スマートEXまたはEX予約)の会員になります。
(スマートEXとEX予約の違いは、以下のURLで確認下さい)
https://jr-central.co.jp/ex/point/smart-difference/
スマートEXは、入会金や年会費がかからないので新幹線を普段使わない方でもハードルが低いですね。お名前、スマホ電話番号、メールアドレス、クレジットカード、サービス利用時のパスワードを登録すると、会員IDが発行されます。

・JR東海のEXサービス(スマートEXまたはEX予約)にログインします。(会員登録時のIDとパスワードが必要)

EX旅先予約 をクリック(パソコンにてスマートEXにログイン時) 

・エリアを 東海 にして、画面を下のほうにスクロールします。

・割引きっぷ一覧が表示されているので、続きを表示させます
( > をクリック

・「名古屋おでかけきっぷ」のボタンをクリックします。

・ここからは、JR西日本の JRおでかけネット のサイトになります。

 正確な利用人数と利用日を入力して、検索ボタンを押します。

・すでにJR西日本のWESTER会員になっている場合は、ここでログインします。(これ以降の入力が簡単になります)
 切符購入の度に入力するのは面倒ですので、これを機会にWESTER会員になっておくことをお勧めします。WESTER会員になるのに、入会金や会費は発生しません。少なくとも切符の予約購入がスムーズにいきます。ポイントも付く場合もあります。

・一通りの操作が完了し、購入が完了すると、登録したメールアドレス宛に購入内容が送信されます。予約番号も記載されていますので、きっぷ受取の時にすぐ見ることができるようにしておきましょう。

きっぷの受け取り方

最初は戸惑うものですし、前の方が戸惑って自分の番が回ってこないこともあるので、乗車時間に相当ゆとりを持ちましょう。

・駅のe5489受取機で受け取ります(予約番号、登録したスマホ電話番号と入力したクレジットカードが必要です)。

・e5489受取機は、ある駅とない駅があります。複数の出入り口のある駅においても、片方の出入り口にしか受取機がないこともあります。
指定席券売機の無い駅では受け取れません。前もってJRのホームページ等でご確認ください。

カテゴリー
未分類

良さげなHDMIケーブル接続を無線化デバイス

HDMI接続を無線化する機器です。ほかのメーカーからも発売されているので、性能を検証したいですね。

ニュース~HDMIを無線化!30m離れたモニターに映せるドングル PC watch

カテゴリー
未分類

「システムの保護」の盲点(気づかないとシステムの復元に失敗します)

システムドライブに対して「保護(復元ポイントの作成機能)が無効になっているのは良くない

windows update を行った後にパソコンの調子が悪くなった時、あるいは 新しいアプリやドライバをインストールした後にパソコンの調子が悪くなった時には、「システムの復元」を行うのが代表的な解決手段の一つです。

「システムの復元」というのは、文字通り調子が悪くなった時、windowsシステム、アプリや設定の状態を元に戻すものです。どの時点に戻すかと言うと、前回windows update を行った時、新しいアプリやドライバをインストールする前の時などに、自動で「復元ポイント」が作られた時点にです。(復元ポイントはユーザーが手動で作ることもできます)。復元ポイントは、あらかじめ設定されたディスク内の最大使用量に入りきる範囲内で保存され、入りきれなくなったら古いものから削除されます。
「復元ポイント」では、windowsシステム、アプリや設定の状態を保存するためのものですので、システムドライブ(通常はC:)を復元できるようにしておきます。従ってシステムドライブだけ有効にしておきます。

しかしながら、いざシステムを復元を行う際、この「復元ポイント」が見つからないことがあります。これが無いと、アプリや設定の状態を元に戻すことができませんので、不具合解決手段を一つ失なうことになります。

「復元ポイント」が無い理由の代表的なものは、システムドライブに対して復元ポイントを作る設定が無効になっていることです(下の画像にて「保護設定」が無効になっています)。どういう時にそうなっているかと言うと

1.システムドライブがいっぱいに近づいたため、自動あるいは手動で無効にした
2.ハードディスクを交換した、ハードディスクからSSDに変えた(近頃はこのケースが多い)

システムドライブの保護設定が無効になっている例(windows8.1)この画面はwindows10 でも windows11 でも同じです。

確認してみて、もしCドライブが無効になっていましたら、有効にしてください。そして上の画像のように、不明ドライブが有効になっていましたら、無効にして削除してください。

下の画像が正しい例です。システムドライブが有効になっています。

Cドライブが有効になっていても、システムの復元に用いるディスク領域の割り当てが 0~1% になっていることがあります。そうなっている場合も、復元ポイントを作成することができません。(画像でいう「構成(O)」ボタンの最大使用量(M)で確認)


システムドライブの保護設定が有効になっている例(windows10)この画面はwindows11 でも同じです。

確認と設定変更の方法

(1) windows10 の場合

設定(歯車のマーク)」から「システム」を選び、更に、左のペインのメニューから「詳細情報」を選択します。

おそらく画面右側にある「関連設定」項目から、「システムの保護」リンクを開きます。

ここで「システムのプロパティ」ウインドウが現れ、「システムの保護」タブが開いていると思います。上記の2つの画像を参考にして、(C:)(システム)ドライブが有効になっているかどうか確かめます。

(C:)(不明)というドライブが有効になっているときは、この項目をまず削除します。

まず、(C:)(不明) 有効 となっているところをクリックしてこの項目をアクティブ化します。

「構成」ボタンをクリックします。

右下の「削除(D)」ボタンを押します。
このボタンがアクティブになっていない(押せない)時は、いったん、「システムの保護を無効にする」ラジオボタンをオンにしてOK ボタンを押した後、再度、(C:)(不明) 無効 となっているところをクリックしてこの項目をアクティブ化してから「削除(D)」ボタンを押します。

OK ボタンを押します。

(C:)(システム) 無効 となっているところをクリックしてこの項目をアクティブ化します。

システムの保護を有効にする ラジオボタンをオンにしてから、
ディスク領域の最大使用量(M)を、3~5%くらいに設定します。そして OK ボタンを押します。

(2) windows11 の場合

設定(歯車のマーク)」を押して現れたウインドウの左側のペインから「システム」を選び、右にある「バージョン情報」ボタンを押します。

画面中のほうにある「関連リンク」の項目から、「システムの保護」リンクを開きます。


あとは、windows10の場合と同じです。

カテゴリー
未分類

NECパソコンで回復ドライブを作りたいなら、作る前に「再セットアップメディア」を作っておきましょう

パソコン歴の長い人は記憶があるかと思いますが、メーカー製のパソコンを買うと、十何枚ものフロッピーディスクが付いてきました(フロッピーディスクが何か知らない方は、google で画像検索をしてみてください)。これは何かっていうと、パソコンを工場出荷状態に戻すためのものって言うんですね。リカバリーディスクや、リカバリーメディアとも言いました。

しばらくすると、今度は数枚のCDメディアが付いてきました。そのあとは、数枚のDVDメディアが付いてきました。
その後は・・・っていうと、一、二枚のブルーレイディスクが付いてくるかと思ったら、こんどは手前でDVD-RやDVD-Rディスクに焼いてください、ということになりました。メーカーのパソコンには、(各メーカーは名前は違えど)再セットアップメディア作成ツールというアプリがあって、それを起動させるんですな。それを作るためのデータが、パソコンのハードディスクの隅っこの、ユーザーが触れない領域に入っているの。

それが 8年くらい前、windows10が出てきたあたりから、メーカーは徐々に、再セットアップメディア作成ツールというアプリを添付するのを止めてきました。レノボとか海外メーカーから始まったですね。その代わりに windowsの「回復ドライブの作成」ツールを使ってね、ってことになりました。今は富士通のパソコンも、リカバリーメディアは「回復ドライブの作成」ツールを使って(普通は32GBくらいのUSBメモリを使って)作ることになっています。

一方、NECのパソコンには、今でも「再セットアップメディア作成ツール」アプリがあって、それを使ってくださいと言っています。でも、windows は 21H1とか 22H2とか「機能更新」(昔の windows7だったらサービスパックのようなもの)の後だったら、リカバリーは、機能更新が盛り込まれた「回復ドライブ」から行ったほうが楽に思えます。なので、「再セットアップメディア作成ツール」でリカバリーメディアを作る作業をすっ飛ばして、いきなり「回復ドライブ」を作りたくなるようなもの。でもそれは止めたほうがいいです。

なぜかというと、NECの「再セットアップメディア作成ツール」アプリを使って再セットアップメディアを作っておく前に、windows の 回復ドライブ作成ツールで回復ドライブを作成しようとすると、失敗する事例が多いからです。
1回目は異常終了、2回目は(32GB以上のUSBメモリを装着したにもかかわらず)必要な容量が足りないエラーが出た事例がありました。

回復ドライブが作成できない原因は、システムファイルの故障、ウイルス対策ソフトなど常駐アプリが悪さをする、作成中にスリープがかかるような設定をしている、をはじめ色々考えられますが、NECのパソコンを使っている方は、だまされたと思って上記のことをやってみてはいかがでしょうか? 解決するかもしれません。

あと再セットアップメディア作成ツールは、購入した当時のバージョンのwindowsで行ってください。windows10パソコンは、windows11にアップグレードするまえに行ってください。アップグレードした後には再セットアップメディアツールを使うことができず、windows11での回復ドライブ作成時に、USBメディアの容量が足りないエラーが出たとしても解決できないのではないかと思われます。

購入時(製造時)の状態に戻すのが「再セットアップディスク」
最新のwindows機能更新時の状態に戻すのが「回復ドライブ」です。購入後何年も経ってwindowsのアップグレードや機能更新を経てきたPCのリカバリーは「再セットアップディスク」ではなく「回復ドライブ」を使ったほうが断然短時間で済むと言えます。
とはいえ、リカバリーメディアは、内蔵HDD/SSDが壊れたとか、深刻なエラーが起きてwindowsの設定メニューからも、内蔵HDD/SSDから起動できる様々な回復環境からも、リカバリーができないときしか使いません。でも再セットアップメディアも回復ドライブが必要になったにもかかわらずそれらが手元にないときは、NECならば再セットアップメディアを有料(1万~2万円台前半)で頒布してくれると思います。(最近はリカバリーメディアを頒布してくれないメーカーも多いので、その時はメーカー修理対応になります)

カテゴリー
未分類

最近PCを買った方、知らないうちにデータが暗号化されてる!? -BitLockerの話-

パソコンのドライブのデータを暗号化し、盗難されてもデータをとりだせないようになっているのは良いことですが、残念なことに時々暗号化されたドライブを回復するキーとなる暗号数字が求められます。ユーザーがその回復キーを持っていないと、パソコンが使えなくなります。「自分は暗号化した覚えがない! 回復キーがあるなんて知らない!」と右往左往しても後の祭りです。皆様はそんなことのないように・・・。

BitLockerとは

ITに精通していない人は、「え? ビットロッカー? 地下鉄の駅においてあるアレのこと?」と思うかもしれません。BitLockerとは・・・

ノートパソコンをどこかに忘れたり盗まれたりしたとしても、あらかじめパソコン内部のドライブや、USBドライブなどを暗号化しておけば、たとえドライブを取り出して装置にかけたとしてもデータを盗み見することができないようにすることができます。そんな暗号化機能が BitLocker(ビットロッカー)といいます。

元来 Bitlocker は windows pro※ と 企業向け enterprise エディションが入っているパソコンのみに搭載されているものでしたが、windows10以降では、ある条件を満たした(多くは自作を除く殆どの店舗購入等の)PCでは、windows proだけでなく、windows home※のものでも、デバイスの暗号化に限定したBitlocker が使えるようになっているのです! しかも、パソコンの初期設定で microsoftアカウントの設定をした段階で、勝手に デバイス暗号化 機能がオンになってCドライブの暗号化を進めてしまうことなのです。

※ お持ちのパソコンに windows proが入っているのか、windows homeが入っているのかは、windowsの「設定 – システム – 詳細情報 または バージョン情報」で確認できます。

「デバイスの暗号化」 機能は、BitLocker 機能の一部です。ここで云う「デバイス」というのは、パソコン内蔵(場合によっては外部接続)のハードディスクドライブやSSD(場合によってはUSBメモリ)を指します。暗号化されたデバイスを回復するには、後述の「回復キー」が必要です。

Bitlocker のデメリット

いきなり真っ青な画面に、見慣れない用語がでてきて入力しろと言われたらびっくりします。
  • 不具合により回復キーの入力が求められる場合がある
  • トラブルシューティングで例えばセーフモードにしようとしたとき、回復キーの入力が求められる場合がある
  • その際に回復キーがわからないと、パソコンを初期化するしかない
  • Bitlockerを有効にしたパソコンがあるにもかかわらず、何らかの理由でマイクロソフトアカウントをマイクロソフトのサイトを通して削除してしまうと、それまでに暗号化したデバイスのデータは永遠に復元できない

我々は、以下のような話も聞きます。windowsにあまり詳しくない、ましては BitLocker についてのことを知らない方にとっては、ちんぷんかんぷんですし不安になりますよね。

  • windowsアップデートの後にパソコンを立ち上げたら、回復キーの入力が求められた話
  • パソコンのBIOS(ファームウェア)を更新した後にパソコンを立ち上げたら、回復キーの入力が求められた話
  • ハードディスクやSSD、システムファイルの破損によって、回復キーの入力が求められた話
  • システムの復元を行うときに、回復キーの入力が求められた話
  • Windows回復環境モードに入ったときに、回復キーの入力が求められた話

我々は、誤ってフォーマットを行ったり、システムファイルが壊れたり、HDDなどが壊れたりした場合のデータ復旧を行っていますが、その時でさえ(多くの場合64桁の)回復キーがわからないとお手上げになります。

データが消えてもいい、パソコンを初期化ができれば といっても初期化を行うとデータが消えてしまいます。インストールした貴重なアプリやドライバや設定が見事に消えます。大変なことです。

回復キー」万一のためにサササっと確認できるよう必ず大切に持っていましょう。「マイクロソフトアカウント と パスワード」については言うまでもありません。「パソコンを識別する名前(デバイス名)※」もわかっていなければなりません。

※デバイス名は、windows の「設定 – システム – 詳細情報 または バージョン情報」に記載してあります。自身で設定しない限り初期設定時に命名されます。

その他、Bitlocker にまつわるデメリットとして、こんなのもあるようです。
windowsアプリによっては、Bitlocker を無効にしないと動作しないものがあるので、もしそれに当たった場合には、Bitlocker を無効にしなければならない。

Bitlocker 回復キーは、暗号化をオンにする度に再発行されるので、頻繁に暗号化オフオンを繰り返す人は、回復キーが複数マイクロソフトのサーバーに残っていることになります。(もちろん回復キーの入力が求められたとき、どの回復キーを使えばよいかは、求められた際に表示される回復キーの先頭8桁で分かるようになっています。

店舗で購入したPCでは デバイスの暗号化 機能が付いていることが多い

先ほども申したように、店舗等で購入したwindows10以降のPCでは、デバイスの暗号化に限定したBitlocker が使えるようになっています。

デバイスの暗号化機能の有効化は、購入したPCにマイクロソフトアカウントを設定した際に、ユーザーの意思にかかわらず勝手におこなわれ、それと同時に回復キーが自動的にマイクロソフトアカウントのサーバーにアップロードされる仕組みになっていることが多いです。

デバイスの暗号化機能を解除したければ、ユーザー自身が明示的に行わなければなりません。

ちなみに、自作のパソコンなどに22H2バージョンのwindowsをクリーンインストールした環境では、デバイスの暗号化機能が勝手に有効化されることはないと思われます。将来のバージョンはわかりませんが。

勝手に 「デバイスの暗号化 」がオンになっていないか確認する方法

設定 – プライバシーとセキュリティー を開き、右ペーンに「デバイスの暗号化」項目があるか確認します。

もし「デバイスの暗号化」項目があれば、 この機能がオンになっている可能性がありますので、さらに次の確認をしましょう。もしなければ、そのPCが windows home版であれば、デバイスの暗号化の機能はありません。windows pro版であっても、勝手にドライブのBitLockerが有効になることはありません。

デバイスの暗号化」項目がある場合、そこをクリックすると、「デバイスの暗号化」スライドスイッチがありますので、それがオンになっているかどうかで確認できます。

デバイスの暗号化 機能を オンで使うか オフで使うか

個人的考えですが、今のノートPCのセキュリティは、マイクロソフト社やメーカーの推奨する設定がなされ、二段階認証がなされ、二段階認証に用いるスマホのセキュリティもしっかりしている限り、昔と比べてかなり堅牢だと思われます。例えばパソコンとスマホが一緒に盗まれ、両デバイスのPINやパスワードが他人に知られるなど不運なことがない限り、またPCのロック解除のパスワードを省略するような設定がされてない限り、中身が見られることはそんなにないと思われます。ただ、HDDやSSDを抜き取られたらその限りではないので、その時にデバイスの暗号化が役に立つと思います。
金銭や機密にかかわる情報が入っていなければ、個人で使用する限りはBitlocker デバイスの暗号化は必要でない気がします。

デバイスの暗号化機能をオフにする方法

「デバイスの暗号化」スライドスイッチをオフにします。

BitLocker回復キーの確認方法

ここではパソコン版の話をしています。スマホ版ではマイクロソフトアカウント画面レイアウトが異なっているので、下記のようにならないことがあるのをご承知ください

マイクロソフトアカウントにサインインし、画面上端のメニューで「デバイス」をクリックします。

するとそのマイクロソフトアカウントにアクセスしたことのあるPC一覧が表示されますので、今使っているPC名(デバイス名)を探して(畳まれていたら開き)、「詳細を見る」リンクをクリックします。

BitLocker データ保護 のカラムがあって、その中に「認証キーの管理」リンクがありますので、それをクリックします。

そうすると、すべてのPCの、過去に発行された Bitlocker回復キー(ユーザーが削除したものを除く) が表示されます。
6桁ごとに区切られた48桁の数字が並んでます。
ここに複数の回復キーが表示されている場合、対応するデバイス名で、キーIDの先頭8桁が合致する回復キーを入力してください。

カテゴリー
未分類

最近流行しているミニPCというカテゴリー

この内容は、私が2022年1月に別の媒体に掲載したものの転載になります。

昨年11月中旬に予約販売を申し込んだミニPC Minisforum EliteMini HM90 が年末に届きました。中国深圳から12月中旬のクリスマス前の時期に順次発送ということでしたので、1月中旬頃に来ればよしと思っておりましたが、あっさり昨年末に到着しました。私の方が所用でなかなか開梱できませんでいした!

年も明けてやっと開梱できました!

写真のモニターは23.8インチの4Kモニターですが、それと比べると小さい小さい!

モニターの背面に取り付けスペースがこのようになっていましたら、付属の金具を使って取り付けられますよ!

あっさりモニター背面に納まりました!

外付け機器が無ければ、このPCはwifiが標準でついてくるので、USBワイヤレスキーボードとマウスを使えば、今回このパソコンに取り付けたケーブルは、USBパワーデリバリー規格のスリムな電源ケーブルとHDMIケーブルのみ。モニタ信号がUSB-Cポートに対応していれば、さらにスリムなUSB-Cケーブルが使えて更にスマート。

巷で売られているモニター一体型デスクトップパソコンよりUSB端子が豊富なので、多くの外付け機器がつなげて、複数のモニターがつなげます! 総じて高性能で最新スペックでグラフィックもビジネス用途でしたら、CAD/CAMや画像映像の編集やゲームに使うのでなければ並み以上の性能です。国内メーカーのモニター一体型デスクトップパソコンの一年先を行っているスペックだと思います。

カテゴリー
未分類

外付け液晶モニターが映らない意外な原因

外付け液晶モニターの電源が入らない不具合。意外に多いACアダプタ故障。

ノートパソコンの電源が入らない不具合もこれが原因だったことがありますよ。

☆ 

ACアダプター給電の液晶モニターだったらACアダプタ故障を疑ってみます。

☆ 

現在使っていないACアダプターが有れば、以下の全てを満足していたらそれと交換してみて正常に動作すれば儲けものです。満足していればパソコンのACアダプターでも外付けハードディスクドライブのACアダプターでも構いません。

☆ 

【まず】

『極性』液晶モニター差す側の芯部分(内側)が、液晶モニターのACアダプタと同じものを選ぶ(プラスだったらプラス、マイナスだったらマイナス)

『電圧』が同じになっている!

『電流』液晶モニターのACアダプタに書いてある電流値と同じかそれより大きいのを選ぶ! (小さいのを接続すると発火発煙になる恐れ有)

【更に】

『コネクタの形状』が同じこと (スポスポだと接触が悪かったりぬけたりして故障の原因に)

一時期のNECやLENOVOのパソコンのように四角かったり、DELLのパソコンの一部のように特殊な形状をしていなければ、このようなコネクタを変換できるツールもあります。

例えばこのような商品(Amazon のリンクにジャンプします)

ノートパソコン ネットブック DC電源 ユニバーサルアダプタ コネクタ 28