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強制終了時、電源遮断による異常終了時には、念のためこれをやってください

以下、個人や小規模事務所でwindows PC をお使いの方を対象としたお話です。組織の担当の方が複数ユーザーのPCのwindowsアップデートの管理をしている環境では意識しないでよい話だと思われます。

windows PC を使っていますと、ひと月に1回以上はwindowsアップデートが行われます。通常の場合ユーザーが意識しなくてもパソコンを使用している間に裏でアップデートデータのダウンロードとインストールが行われています。インストール完了するために再起動が必要な時は、定められた時期に再起動が行われます。
セキュリティーを強化するため、便利な機能を追加するために行われるwindowsアップデートですが、時々いろんな理由でアップデートに失敗します。困ってしまうのは、「電源を切らないでください」というメッセージが1時間以上続いてなかなかシャットダウンや再起動ができなくなる時です。

一晩放置するとアップデートが成功していることもありますが、そうでないときは、やむを得ず電源を落としてwindowsを強制終了しなければならない時もあります。いやそんなに待てないよ、という時に電源を強制終了することもあります(非推奨ですが)。

windowsの強制終了をしなければならない時は、通常パソコンの電源ボタンを4秒以上押さえることにより電源を落とすことが出来ることになっていますので、そのようにいたしましょう。コンセントを抜いたりしてはいけません。故障の原因になります。(そもそもバッテリーのついているノートパソコンでは、コンセントを抜いても電源を落とすことができません)

バッテリーのついていないパソコンは、停電になると落ちてしまいます。windowsは強制終了されます。ごくまれにこれがきっかけでPCが故障することもあります。

上記の方法でwindowsが強制終了した場合、windowsのシステムファイルが破損して、その後のwindowsの操作がおかしくなることがあります。その他windowsアップデートが正常にできなくなるトラブル等も発生することがあります。その話はここでは致しませんが。
windowsシステムファイルの修復は比較的簡単にできますので、やり方を覚えておいてください。windowsを強制終了したときには、念のため次の作業を行っておくとトラブルを未然に防げます。
※以下の操作は長時間を要することがありますので、PCを電源に接続して行ってください。またスリープに移行するまでの時間は「なし」にしておいてください。

コマンドプロンプト または windows powershell を管理者モードで開きます。(windows11では ターミナルと呼ばれる。パワーシェルは、powershell 7と記されていることもある)

検索窓に cmd と入力すると、検索結果にコマンド プロンプト が現れますので、これを右クリックして「管理者として実行」をクリックする。そのあとユーザ アカウント制御 ウインドウにて「はい」を押す。

②以下のコマンドを手入力します。(呪文のようなもの)
※インターネットに接続されている必要があります。
 dism /Online /Cleanup-image /Restorehealth

③終了するまで待ちます(環境によっては数分~数時間)

復元操作は正常に完了しました と出るのを確認します。
正常に完了しない場合は、⑤以降を実施してから、②以降を再度実施してみます。

⑤以下のコマンドを手入力します。(呪文のようなもの)
 sfc /scannow

⑥終了するまで待ちます(環境によっては数分~数時間)

⑦「Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした」 と表示されたら、⑧に進みます。
Windows リソース保護は、破損したファイルを検出し、正常に修復しました。 詳細は CBS.Log (%WinDir%\Logs\CBS\CBS.log) にあります。」 と表示されたら、再度⑤以降を実施します。

⑧exit を入力して、コマンドプロンプトまたは windows powershell を終了するか、コマンド窓を閉じます。

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パソコンが遅いと感じたら「タスクマネージャー」を確認

最近、パソコンの起動が遅い、再起動が遅い、立ち上げてからしばらくパソコンが重い状況が続く、パソコンがなかなか終了しない、「電源を切らないでください」と表示されて固まったまま・・・、そんな時に確認していただきたいのが、タスクマネージャーの表示。

赤枠のところに、4個のパーセント表示がなされていますね。

左から、CPU、メモリ、ディスク、ネットワーク とあります。ここのパーセント表示が100%に近いほど、このパソコンの該当する箇所が悲鳴を上げているということです。

①CPUの値が100%に近い

パソコンの処理能力が、要求に追い付いていないことを示します。原因としては
1.そのパソコンの能力がそもそも低い
CPUの能力を数値化したものの一つに、passmark というものがあります。passmark値は、CPUの型番でネット検索すれば一意的に求まるものです。

例えばこの値が1000より小さければ、快適に使うことは難しいでしょう。
またこの値が10000より小さければ、いまどきのCADや動画編集などに使うには重いかもしれません。
その他
2.ウイルスやアドウェアが迷惑な処理を行っている
3.windowsやアプリ、ドライバ、あるいはパソコンのハード的な部分が壊れている
4.不適切なアプリやドライバが組み込まれている

5.重いアプリが常駐している
6.外付け機器の不具合がパソコンに何らかな影響を及ぼしている

などが考えられます。
パソコンの能力が低い場合、必要最低限以外のアプリは徹底的に外す、CPUの節電設定を外してみる、その他パソコンのパフォーマンスを下げる設定を見直す(検索インデックスの無効化、視覚効果と透明効果の無効化を含め)などが必要です。

CPUやメモリ、ディスクの性能の低いパソコンにおいては、ちょっとした重いアプリがパソコンの速度を極端に低下させることがあります。代表的なものは、セキュリティーソフト。windows10や11をお使いの場合、一般的な家庭内使用においてはメーカー製のセキュリティーソフトを購入して導入する必要はありません。標準的なwindowsセキュリティの利用で十分です。性能の低いパソコンにメーカー製のセキュリティーソフトをインストールすると、CPUやメモリに負荷を与えて全般的に速度が遅く不快になります(一部例外もありますがほとんどのメーカーのセキュリティソフトに言えることです)。

最近は少数派になってきましたが、ゲーム機、そして会社などで使われるデスクトップ機(BTOパソコンと呼ばれるもの)であればCPUをハイスペックな系列のものに交換する手もあります。

②メモリの値が80%を超えている

パソコンに搭載されているメモリの値が、要求されているメモリ容量より少ないことを示しています。原因としては

1.そのパソコンに搭載されているメモリ容量が少なすぎる
同時に2つ以上の作業(ウェブブラウジングをしながらオフィスや業務アプリを実行する等)を行うと、何らかのタイミングで動作が急にぎこちなくなることがあります。特にハードディスクドライブ(HDD)搭載の古いパソコンで発生します。高速な一部SSD搭載のパソコンであれば、メモリ容量が少なすぎても気にならないこともあります。

メモリ容量が少ないときには、対策として、パソコンに搭載されているメモリを増設することをおすすめします。

上のグラフは、タスクマネージャーにて、パフォーマンスタブを開き、メモリを選択すると、大きなグラフの右上に、搭載メモリ容量が表示されます(この例では8GB)。
最近の windows10 の新しいバージョン(少なくとも 20H2、21H1、21H2、22H2)では、この値が4GBでは十分とは言rず、8GB以上(パソコン上で作業する内容によっては16GB以上のものに増設することでよいでしょう。
windows11搭載のパソコンをお持ちの方は、これから長い期間使用することを考え、この機会に余裕をもって16GB以上のメモリに増設することをお勧めします。

メモリ増設や交換は、お持ちの機種によっては難易度が高いです(モバイルパソコンによっては、スマホ同様メモリ増設ができない機種があります)。また交換するメモリは、そのパソコンに合った規格のものである必要があったり、パソコンによっては相性があったりしますので、我々のような専門家に依頼するのも一つの手です。

2.使っていないアプリがメモリを占有している
パソコンを使う以上メモリを消費するのは仕方がないことですが、すでに使い終わったアプリまでメモリを占有していることがあります。アプリを閉じたとしても、直ちに閉じる前のアプリが占有していたメモリが解放されるとは限りませんし、お行儀の悪いアプリがメモリを解放せずに残っていることもあります。
マイクロソフト社のアプリで PC Manager というものがありますので、それをダウンロードして実行すると、解放されずに占有されているメモリが解放されて、メモリに空きができて前よりサクサクと動作するようになることがあります。いろんな理由でメモリを増設できない場合、お試しください。

PC Manager アプリ起動時の状態。メモリ使用率は45%。
ここで、Boost ボタンをクリックすると

メモリ使用率が36%に。まさに9%も低下。
このように、PC Manager アプリを使うと、空きメモリを増やすことができて、パソコンのパフォーマンスを上げることができます。
ただし、PC Manager は、ベータ版(お試し版)なので、動作保証はありません。

3.ウイルスやアドウェアが迷惑な処理を行っている
ウイルスやアドウエアが常駐していると、CPUへの負荷増大の他に余分なメモリを消費して、パソコンが重くなることがあります。ウイルスやアドウエアを除去する必要があります。

4.使う当てのないアプリが常駐している
windowsパソコンには、androidスマホやiphoneの中にGoogleやAppleのアプリが入っているように、マイクロソフトのアプリが標準で入っており、その一部はすぐに起動できるようメモリ上に常駐しています。

3D関連(3次元グラフィック関連)、Xbox関連(動画ゲーム、動画スクリーンショット等)、ゲーム関連、Office関連、SNS関連、アクセサリ(カメラ、フォト、クロック、電卓、付箋、マップ、切り取り&スケッチ、ボイスレコーダー、ヒント、問い合わせ、スマホ同期等)、情報系(マネー、スポーツ、ニュース、天気等)、その他(ミュージック、映画&テレビ等)、クラウド(OneDrive)

これらの中にはスタートアップ項目やサービス項目を見ることで見つかったりするものもあります。

いろんな理由でメモリを増設できない人は、この常駐を解除することで空きメモリを増やすことができます。

その他、パソコンのメモリ消費に影響を与える設定を見直す(検索インデックスの無効化、視覚効果と透明効果の無効化など)ことで空きメモリを増やすことができます。

ただwindowsの標準アプリの削除や停止、検索インデックスの無効化や視覚効果などの無効化は、windowsの便利さとトレードオフの関係にあることを十分知ったうえで行うことが大切です。

③Cドライブのパフォーマンスが100%

これは、タスクマネージャーにて、パフォーマンスタブを開き、Cドライブ(C:)が割り当てられているディスクを選択してそれを見ます。

遅いパソコンだと、windowsの画面がでて数分経っても、ここの値が 100% で張り付いていて下がる気配がありません。
そのようになっているパソコンには、ハードディスクドライブ (HDD)がついています。最近の windows10 の新しいバージョン(少なくとも 20H2、21H1、21H2、22H2)では、より高速な SSD というディスクを使うのが前提になっていると思っています。ですので、ディスクの値が100%で張り付いているようなパソコンは、SSDに交換しましょう。驚くほどサクサク動きます。大方のパソコンはHDDからSSDに交換できます。交換の際データを正しく丸ごと移す必要がありますので、難易度が高いと思われる方は、私共のような専門家にご相談ください。

(参考)ドライブの不具合といえば、昔ドライブの容量が小さかった時代に、ドライブがいっぱいになって、下の赤枠で囲った部分のグラフが一面赤色になっている事例が多くありましたが、今はあまり見かけません。

そういった場合は、不要なファイルを削除するか、ドライブを容量の大きいものに変えれば解決します。


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参考になるyoutubeチャンネル

以前よりパソコンやスマホで認知度の高い youtube。最近は youtubeを閲覧できる家庭のテレビが増えてきましたので、テレビでyoutubeを視聴している方も多いと思います。
パソコンやインターネット設定関連のサポートを行っている私が、普段どんなyoutubeチャンネルを見ているかを紹介したいと思います。随時伝えていきます。ご参考になれば幸いです。

(1)スマサポチャンネル

かわいいキャラクターのバーチャルITコンシェルジュ、はるか氏が、スマホ、wifi、インターネット等 IT関係の情報をわかりやすく説明しています。わかりやすいのですが奥が深いです。

(2)戸田覚:ガジェット【辛口】点数評価

パソコンやビジネス関係の雑誌や書籍などで、氏の執筆をご覧になったことのある方も多いかと思います。
このチャンネルではIT機器、ガジェットの最新モデルをレビューしています。またwindows、mac、iPad、iPhone、Androidスマホ本体や各種アプリの紹介と使い方についてわかりやすく説明しています。新しい発見も多いと思います。 chromebook について解説した別チャンネルもあります。

(3)スマホのコンシェルジュ「株式会社コアコンシェル」

スマホを安心、安全に有効活用する方法について学習できます。大変質が高いです。

(4)音速パソコン教室。1万人が自宅でパソコン上達。

マイクロソフト認定トレーナーの初谷優氏が、パソコンやスマホの使い方を初心者向けに解説しているチャンネルです。大変わかりやすい説明で有益なチャンネルです。

(5)パソ研(pasoken)

Windows PC や接続するスマホに関わる操作・手順・問題解決について解説しているチャンネルです。
その時々にユーザーが困っているであろう話題についてもタイムリーに解説されています。大変参考になります。

(6)パソコン修理屋の豆知識

兵庫県尼崎市でパソコン修理店を営んでおられる方のエッセンスが公開されています。敢えて紹介させていただきました。
動画視聴者にパソコンを安心安全快適に使っていただこうという気持ちがひしひしと伝わってきます。大変頭が下がります。
是非ご覧いただきたいと思います。

(7)金子晃之

ビジネスにも十分通用する、オフィスソフトをはじめ様々な業務アプリの使い方を親切丁寧に説明しています。動画で学習することで生産性のレベルが格段に上達するでしょう。

その他にも、数多くのおすすめページがございますが、主なものを紹介させていただきました。
有益なチャンネルも多いですが、中にはパソコンの分野に相当な知識があると自称していながら、全く誤った情報やアクセス獲得のために一般的にお勧めできない内容を提供しているチャンネルもありました。でもそれがyoutubeなのかなと思ってもおります。

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新規PC購入依頼を受ける

いつもお世話になっている揖斐川町の法人様。新たに経理用のノートPCをご希望で代理購入依頼を受けました。

業務使用ですのである程度機敏な動作が求められます。またパソコンは5年は使用するものですので、現時点でかろうじてスムーズな動作であっても、いろいろなアプリを導入したりして3~4年もしたら動作が遅くなるようではいけません。スマホの世界では2年使えればよいと思って購入する方もおられますが、それでも今まで日常生活に不可欠なアプリの入ったスマホを買い替えるのが億劫という方も増えてきたようです。スマホも値上がりしましたし。(スマホも、windowsパソコンと同じく OSのサポート期間がありますので、古いものを使い続けると情報が抜き取られて被害に遭いますから適宜買い替えをお勧めします。特に中古スマホやAndroidスマホはお気を付けください)

おっと話がそれてしまいました。パソコンも5年は余裕で使える性能のものを選ぶのがよく、十分な知識がなく価格につられて購入すると後悔します。機種選定はくれぐれも慎重に。

さて、今回購入した製品は、LAVIE N15 N1585/AAL。NECの15.6インチのノートです。
仕事用パソコンで、持ち運びをあまりしない程ほどの大きさのものをとのことでしたので、サイズの選択肢は、14インチか15.6インチになります。14インチのPCには、15.6インチのものには大抵付いているテンキーがないものが多いですが、場所を食わないですね。

スペックですが、CPUは、AMD Ryzen 7 Extreme Edition。これはAMDとNECが共同開発したCPUです。passmark値などベンチマークを見た限り、12世代インテル core i7 1240P、1260Pと同等かやや高いのではないかと推測します。

画面は フルHDのLED IPS液晶、搭載メモリ16GB、SSD容量は1TBです。
OSは windows10ですが、windows11にアップグレード可能です。officeは、2019年バージョンですが パワーポイントが使えます。最新のwifi6E対応ではないですが、お客様の環境でしたらwifi6対応で問題ないと判断しました。

ちなみにこのPCの価格は13万円台でした。これと同等の性能のPCを国内メーカーでそろえようとすると、通販の場合 18万以上すると思われます。

あと、PCをお買い求めの際に留意いただきたいのは、できるだけ長期保証に加入いただくことです。4~5年はお使いいただくものですので、いざ故障したときに保証切れですと修理費がかさんでしまいます。ノート、モニター一体型パソコン、およびミニPCは、マザーボードなどの基板故障は基本的にメーカーに送っての交換修理になります。

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ダウンロード版Windows 10の販売が1/末で終了。windows11へのアップグレード有料化近いかも。

本日気になる記事を見ました。

ダウンロード版Windows 10は2023年1月いっぱいで終了 – 阿久津良和のWindows Weekly Report

パソコン自作派の人、あるいは windows7 を持ってた人がアップグレードのために購入したい人 は、今なら windows10をネットで購入することができますが、それが1月末で終了するようです。

windows7 から 10 への無償アップグレードは、公式には出来ないと通知されていましたが、実際はwindows10のメディア作成することによって、ついこの間までできていたようです。
さすがに windows7 が使用不能になった今でも、この方法でwindows10にアップグレードできるかどうかは知りませんが、もしできたとしても2月以降は出来ないでしょう。

さて、windows10の頒布が1月末で終わるのを節目にして、近いうちにwindows10パソコンのwindows11への無償アップグレード期間が終了するというのは、あり得なくもありあり得なくも無いです。

windows11にアップグレード可 とされているパソコンを、アップグレードせずに放置しておくと、2025年10月より先はセキュリティサポートが受けられなくなります。

windows11の動作も近頃は安定してきたようですので、そろそろアップグレードをしてみてはいかがでしょうか?

「設定」- 「windows update」メニューを開いて アップグレードする

次のような画面が出ていたら、windows11にアップグレードできますので、アップグレード実行をお勧めします。

アップグレードしたら、PCをリセットする必要にせまられることがあります

OSをアップグレードすると、アップグレードする前のドライバやアプリの痕跡が動作を不安定にしてしまうことが往々にしてあるので、
PCの動作が不安定になったかな? と感じたら、一度PCをリセットする必要があることを頭の隅に置いておいてください。

PCをリセットすると、PC購入時から入っていたような一部のアプリを除きすべてのアプリが消去されますので、再インストールできるよう、ライセンスキー、ログインIDやパスワードが手元にあることを確認してください。またPCをリセットする際は、必ず「個人用ファイルを保持する」を選んでください。

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PCの画面をワイヤレスでテレビに表示させる方法

以前に、『Androidスマホの画面をワイヤレスでテレビに表示させる方法』というのを記事にしましたが、PCの画面をテレビに表示させたいという要望はあるかもしれません。

巷には 65インチ以上のサイズのスマートテレビが発売されています。Amazonで検索しただけでもこれだけあります。画面以外にも、ソニー・シャープ・TCL・LG・パナソニック・アイリスオーヤマまで(驚)。もちろんテレビですから音も出ます。画質や音質は価格相応にばらつきはあります。またあらかじめ申しておきますが、現状ワイヤレス表示すると遅延が発生しますので、遅延が許されない表示を希望ならHDMIケーブル等を使用して有線で行うべきでしょう。

表示させるのに使う機能は、これまでの記事で説明したように3種類のいずれか。

(1)ミラキャスト (Miracast)
(2)Chromecast
(3)AirPlay

(1)ミラキャスト (Miracast)

PCがMiracast に対応していること
・・・最近のwindowsはMiracastに対応しています。あとは、PCのグラフィックドライバ、wifi対応等が条件になります。

テレビがMiracast に対応していること
・・・ソニー、パナソニック、ハイセンスなどのスマートTVには搭載されていることは確認しています。対応していない場合、Amazon Fire TV stick などを テレビに付ければ良いようです。

一応以上のように謳ってはおりますが、要件は厳しく容易に接続できないようです。

(2)Chromecast

PCがChromecast に対応していること
・・・windows、chromebook は Chromecast に対応しています。chromecast のヘルプサイトを見た限り、mac もOKのようです。chromeブラウザの設定メニューから起動するようになっているので、chromeブラウザをインストールする必要があると思われます。あとは、PCのグラフィックドライバ、wifi対応等が条件になります。chromecast のヘルプサイトによれば、一部表示できないものがあるので注意が必要です。

テレビがChromecast に対応していること
・・・Chromecastに対応している各社スマートTV、対応していない場合、外付け Chromecast をテレビに付ければOKです。

(3)AirPlay を使う方法

PCがAirPlay に対応していること
・・・AirPlay に対応しているPC は、mac のみとなります。

テレビがAirPlay に対応していること
・・・AirPlayに対応している各社スマートTV。ソニー、LG、TVS REGZA(最新機種など一部)がAirPlay に対応しているようです。対応していない場合、Apple TV をテレビに付ければOKです。以前の記事で触れたとおり、AirPlay非対応のスマートTVでAirScreenなどのアプリをインストールすることで AirPlay対応には出来ますが、接続できるかどうかの確認は取れておりません。

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フレッツ回線でIPv6 IPoE +IPv4 over IPv6 環境とサーバ公開を両立させたい場合

NTTフレッツ回線をお使いの方で、インターネットが混雑する時間帯に通信速度が遅い問題を解決するためになされた策が、IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 ですが、

ネットワーク越しのネットワークカメラ、ファイルサーバーやwebサーバーなどの公開サーバー、一部のネットワークゲーム、リモートアクセスVPN等

を使う環境では、固定IPオプション付きのプロバイダとの契約を行わない限り、IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 とは両立せず、接続問題がかなりの確率で起こります。
(IPv6環境で完結する構成やサービスなど例外はあります)

理由は以下の通りです。
IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 という方式は、IPv4固定IPオプション付きのプロバイダとの契約を行わない限り、複数の需要家で1個のIPv4グローバルアドレスを分け合う仕様です。

少なくとも、サーバ公開やリモートアクセスVPN開設、ネットワーク越しのカメラ映像発信(一部を除く)などのサービスを利用する時に一般的に使用するポート(ウエルノウンポートはじめとするポート番号)は、1個のIPv4グローバルアドレスを分け合う仕様のもとでは、ほぼ使えないようになっていますので、原則としてこれらのサービスは使えません。(MAP-E方式VNEを使っているプロバイダをお使いの場合、一部制約のもとポート番号を変更して使用できる場合がありますが、DS-Lite方式のVNEを使っているプロバイダの下ではそれもできません)

なら、どうしたらいいの?

プロバイダとIPv4固定IPオプション付きの契約をすると解決します。ただOCN など有名どころのプロバイダの固定IP契約は金額が張ります。固定IP契約は法人のみが対象でしかも料金は高額、そういうプロバイダもあります。一方プロバイダの中には、固定IPを安く提供しているプロバイダもあります。(例えば インターリンク社 ZOOT NATIVEなど)

現在、フレッツ光を用いる回線は、純正のNTTフレッツ光のほかに、光コラボというものがあります。光コラボは、NTT東日本やNTT西日本が、プロバイダや携帯キャリアなどの事業者に対して光回線の卸販売の卸販売を行うサービスモデルのことです。NTT東日本やNTT西日本が自社販売もしくは代理店が販売している従来サービスをここでは「純正フレッツ光」と呼びます。

現在、純正フレッツ光に加入の場合は、今加入のプロバイダを解約して、新しく固定IPを安く提供しているプロバイダに移ることです。

現在、光コラボに加入の場合は、プラン解約イコール回線契約になる可能性がありますので、契約しているプロバイダ(あるいは携帯キャリア)と相談してください。更新月以外に解約すると違約金が発生する恐れもあります。メールアドレス持ち出しも考えなければなりません。プロバイダと相談の上で、(1)光コラボ回線を解約して純正フレッツ光に転用する (2)今の光コラボ回線の契約は維持し、IPoE回線をPPPoE回線に戻したうえで、新しくIPv6 IPoEの固定IPプロバイダに加入してそちらを使う(これができるかどうかプロバイダに相談ください)のいずれかを検討ください。(後者はフレッツ光クロスには適用できないと思う)

VNE

VNE(Virtual Network Enabler)とは、IPv6ネットワークをインターネットプロバイダに貸し出す事業者のことです。

MAP-E方式

OCNバーチャルコネクト(V6アルファ)、v6プラス、IPv6オプション、ISPプレミアム(IPoE)

so-net、GMOとくとくBB、@nifty、DMM光、ドコモ光、OCN、BIGLOBE、DTIなど

DS-Lite方式

transix、クロスパス、v6コネクト

IIJmio、INTERLINK、enひかり(縁人)、ASAHIネット

4rd/SAM方式

IPv6 IPoE + IPv4 ハイブリッドサービス

ソフトバンク光

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iPhone/iPadの画面を ワイヤレスで テレビに表示させる方法

先日、Androidスマホの画面をワイヤレスでテレビに表示させる方法について記事を書きましたが、今度はiPhoneやiPadの画面をテレビに表示させる方法です。

現在ソニー、LGで売られているテレビは、AirPlayに対応しており、Apple製スマホの画面をワイヤレスでテレビに表示できます。取り扱い説明書に沿って設定をしたのちに、iPhone や iPad側にてコントロールセンターから「画面ミラーリング」をタップして接続機器を選んでやればよいです。

しかしAirPlayに対応しているテレビはそんなに多くなく、Apple TV 4K を接続すれば当然対応しますが、Chromecast with Google TV や、Fire TV stick は AirPlay には対応していません。(Chromecast では対応アプリは表示できますが、画面ミラーリング等はできません)

しかし諦めるのはまだ早いです。
Fire TV stick や、Chromecast with Google TV、そして、Android TVや Google TV では、AirPlay 対応アプリをインストールすることができ、iPhone、iPad、そして Mac の画像のミラーリングやキャストができます。

メーカー独自のOSを搭載しているスマートテレビの中にも、同様に AirPlay 対応アプリをインストールできる機種があるかもしれません。

AirPlay 対応アプリは多数あると思われますが、ここでは、AirScreen を紹介します。(他に AirReceiver なども対応しています)

AirScreenとは

Google Play のアプリ紹介文によれば、「AirScreenは、AirPlay、Cast、Miracast 、およびDLNA向けの最先端のワイヤレスストリーミングレシーバーです。」とあります。
確かに AirPlay に対応しています。

このアプリを Android TV/Google TV、そして Chromecast with Google TV にインストールする場合、アプリを入手するのに Google Play を使います。

Fire TV stick で AirScreen を入手

Fire TV stick のホーム画面の検索アイコン(虫メガネ🔎)にカーソルを持っていくと表示される検索バー上で

・「AirScreen」と入力してやるか、
・Fire TV stick のリモコンの青いボタンを押しながら「エアースクリーン」と話しかけると

上の写真のような「AS」の付いたAirScreen のアイコンが表示されますので、それを選択してあげます。

あとは、指示に従い、スマホカメラで表示されたバーコードを読み取り、設定を続行します。

Android TV/Google TV、そして Chromecast with Google TV で AirScreen を入手

ホーム画面の一番上の段にカーソルを持って行ってから、「アプリ」にカーソルを持っていき、

下向きのカーソルを押すと、「Google Play ストアを開く」ボタンが現れますので、それを押すと、Google Play ストア画面が現れます。

そこで検索アイコンを押すと、検索バーが現れますので、ここで「AirScreen」と入力してやるか、マイクボタン(🎤)を押してから、「エアスクリーン」と話しかけてやりますと、

上の写真のような「AS」の付いたAirScreen のアイコンが表示されますので、それを選択してあげます。

あとは、指示に従い、スマホカメラで表示されたバーコードを読み取り、設定を続行します。

AirScreen を使用する

テレビ側で AirScreen を起動すると、次のような待機画面になります。

iPhone/iPad の画面の右上から下にスワイプすると、コントロールセンターが出てきます。

ここで、「画面ミラーリング」ボタン(画面赤丸)をタップします。

すると、TV側の待機画面に表示されているIDと同一のものが表示されているはずなので、それをタップします。

AirScreen の終了

TVに表示されている画面の左下のアイコンを、リモコンからタップします。

アプリケーション終了画面で、「はい」側をタップします。

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iPhone/iPadの画面を ワイヤレスでmacに表示させる方法

先日、Androidスマホの画面をワイヤレスでwindowsパソコンに表示させる方法について記事を書きましたが、同様にiPhoneやiPadの画面をmacに表示させることもできます。

macの場合は、AirPlay 機能を使います。

wi-fi Direct を使うため、iPhoneやiPadとmacが直接wifi電波をやりとりできる距離や環境にあることが必要です。

iPhone/iPad は、iOS14以降搭載であることが必要です。
mac は、macOS Monterei(12.0)以降搭載であることが必要です。

Mac 側の操作1

・AirPlayレシーバーをONにする

iPhone/iPad 側の操作

・コントロールセンターから「画面ミラーリング」をタップする
・画面を表示させたいMacの名前を選択する

Mac 側の操作2

・iPhone/iPadからの画面ミラーリング(AirPlay)を許可する

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Androidスマホの画面を ワイヤレスで テレビに表示させる方法

前回、ワイヤレスで Androidスマホの画面をwindows PCに表示させる方法を紹介いたしましたが、スマホの画面をより大きい画面に映して見やすくする効果はあっても、別に表示させた内容をコピペ(コピー貼り付け)してパソコンに取り込めるわけでもありません。

スマホの画面をパソコンに表示させるよりも、TVに表示させる方がシチュエーションとしてはありですね。

現在シャープ、ソニー、パナソニック、ハイセンスなどで売られている中型以上のテレビには、スマホの画面をワイヤレスでテレビに表示できる Miracast ミラキャストの機能を持っています(最近は、Chromecastのものも多く出回っています)から、取り扱い説明書に沿って設定をしたのちに、Androidスマホ側で「キャスト」で接続機器を選んでタップしてやればよいです。
最近脚光を浴びている チューナレス・スマートテレビも同じくですが、稀にMiracast、Chromecast いずれも非対応の機器があるかもしれません。

Miracast 機能の付いていないテレビをお持ちの方は、google の 「Chromecast」または「Chromecast with Google TV」や、Amazon の「Fire TV stick」を別途購入して、テレビのHDMI端子につないでやる必要があります。

現在、スマホ映像の共有に代表されるワイヤレス映像転送技術規格として、よく使われているものは、Miracast や Chromecast の2種類のようです。Chromecast with Google TV などは、その名の通り Chromecast方式です。Fire TV stick は Miracast方式です。

Fire TV stick が接続されたテレビに表示させるには

Fire TV stick 側の操作

テレビの電源を入れた状態で、Fire TV stick のホームボタン(家マークのボタン)を、次の画面が出るまで押します。

リモコンのカーソルキーで「ミラーリング」のところまで移動して決定ボタンを押します。

すると以下の画面が現れます。次はスマホ側の設定です。

スマホ側の操作

スマホの操作は、Fire TV stick が発する電波が直接届く範囲で行います。

機種ごとに項目の開き方が異なるのですが、
設定(歯車マーク)」からいくつかの階層を経て「キャスト」項目を開きます。

右上の「設定」アイコン(縦の点線)をタップして、
ワイヤレスディスプレイ.. のチェックをします。

すると、先ほどFire TV stick の画面に表示されている名称が現れるので、それをタップします。

Chromecast with google TV が接続されたテレビ(もしくは Google TV/Android TVが搭載されたスマートテレビ)に表示させるには

Chromecast with Google TV(Google TV/Android TV) 側の操作

テレビの電源を入れます。

スマホ側の操作

スマホの操作は、テレビ側の機器のwifi と同じ (SSIDで構成された) wi-fiネットワークで通信ができる範囲で行います。

機種ごとに項目の開き方が異なるのですが、
設定(歯車マーク)」からいくつかの階層を経て「キャスト」項目を開きます。

右上の「設定」アイコン(縦の点線)をタップして、
ワイヤレスディスプレイ.. のチェックをしていなくても結構です。

Chromecast with Google TV(Google TV/Android TV)に設定されている名称が現れるので、それをタップします。

その他、Androidスマホに chrome ブラウザをインストールすれば、その chromeブラウザの設定メニューから表示させることもできます。

これは、windowsパソコンでもできるので、大変重宝します。