カテゴリー
未分類

NAS、RAID外付ディスクの健康診断、故障予知

パソコン内蔵のHDD/SSD、もしくはパソコンにUSB接続する外付けHDD/SSD の健康診断と故障予知は、先の記事
 HDD/SSDの健康状態の指標S.M.A.R.T.(https://pom-net.jp/2023/09/07/hdd-ssd%e3%81%ae%e5%81%a5%e5%ba%b7%e7%8a%b6%e6%85%8b%e3%81%ae%e6%8c%87%e6%a8%99s-m-a-r-t/)で示したようなアプリを使った方法によって調べることができます(外付け製品の一部は未対応)。
では、NASやRAID外付けディスクについてはどうでしょう?

(1)NASの場合

国内メーカー Buffalo や IO-DATA だけでなく、NASキット(筐体)メーカーの QNAP や Synology など主要メーカーの最近のモデル(廉価モデルを除く)であれば、HDD/SSD の健康診断と故障予知機能は付いています。ただ国内メーカーの製品は詳細なsmart値を表示せず総合評価にとどめていることも多いようです。
もちろん RAID構成のNASも、単一構成のNAS同様にそういった機能は付いています。
多くの場合、NASにアクセスするための IPアドレス の webページを開くことによって確認することができるようです。
IO-DATAの NurSuS サービスのように、メーカーがNASの状態を遠隔診断して通知できるようにしていることもあります。

例えば、次の写真は、QNAP 製の NAS (型番は伏せます)の S.M.A.R.T.データです。QFinder というアプリ※から、NASを動かしている QTS というOS (バージョンは 4.3.3)にログインすると、デスクトップ画面が表示され、その右上の車のアナログメーターみたいなマーク(マウスオーバーすると「ダッシュボード」と表示)をクリックすると、いろんな情報がダッシュボードに表示されます。ディスクの健康状態も表示されますが、ここをクリックすると、「コントロールパネル – ストレージマネージャー」に飛びますので、「ディスクSMART」タブを表示することで、次の画面が表示されます。

※Buffalo で言うところの「NAS Navigator」アプリ、IO-DATA で言うところの 「LAN DISK」アプリ。

(2)RAID外付けディスクの場合

一般的には、RAIDディスクの管理は、RAIDディスク装置が行っているはずなので、パソコンが直接ディスクの健康状態を見に行くことはできないです(ここでは触れない内蔵HDD/SSDのRAID構成[ハードウェアRAID/ソフトウェアRAID] では、その限りではないかもしれません)。装置メーカーが専用ユーティリティアプリを出しているはずですから、それを実行して確認することになるでしょう。

一例を挙げましょう。

下の写真 パソコン本体の右側にあるケースは、logitec の USB3.0接続の 外付けRAIDケース LHR-2BRHU3 です。この中に 1TB の HDD 2個をインストールして RAID1構成にしてあります。

この製品は今も販売されているようです。

この外付けRAIDディスクをPCにUSB接続して、crystaldiskinfo で確認するとこのように「不明」と出ます。

ちょうど、このHDDケースの製造元 ロジテック社の RAIDユーティリティの中に、健康診断機能がありました。
Logitec RAID Manager と言います。

これを使うことで、次のように smart情報を確認することができました。

これが初期画面です。RAID/SATAドライブ情報 タブを開き、

HDD1 を指定すると(文字が反転)
以下のように S.M.A.R.T. 情報が表示されました。

異常などのイベントが発生したら、自分のメールアドレスに通知を送ることもできますよ。

カテゴリー
未分類

屋外用LANケーブルがあるって知っていましたか?

屋外の用途に耐えうるように、普通のLANケーブルの外側に厚い被覆が巻いてあります。

離れたところへも

テレビの同軸ケーブルみたいに屋根の上を這わせたりもできますよ。離れた建物なら、ポールを使って伝うのもいし、埋設用チューブを使って伝うもよし。

長いケーブルを使うときはカテゴリー6Aという新しい規格のものを強く推奨します。(4K画像の閲覧、オンラインゲーム、クラウド利用、大容量通信(動画や画像の送受信)に支障が生じないようにするため)

最近は5Gホームルータとか、メッシュwifiとかあるけどね。

すでに光回線引いて運用してるなら、屋外LANケーブル工事で発生する料金は一度きり。毎月料金は発生しません。

メッシュwifi も複数揃えるとカネかかるし、昔の中継機ほどではないけど速度は低下する。

有線が一番。

例えば、こういう家とか。(LANケーブルには規格に応じて最大伝送距離があることに注意)

カテゴリー
未分類

HDD/SSDの健康状態の指標S.M.A.R.T.

パソコンを構成する部品の中でも、ハードディスクやSSDは極めて重要なものです。ハードディスクやSSDが故障すると、仕事のデータや思い出のデータを含め、中に入っていたデータが消えてしまいます。故障したことのことを考えて日ごろからバックアップを取っておくのは当然のことですが、パソコン上からツールを使えば、ハードディスクやSSDの健康状態をある程度知ることができ、消耗品であるこれらの部品の交換時期を予測することができます。ハードディスクやSSDの健康状態は外から見ているだけでは分からないため、こういったツールで日ごろ確認しておくことをお勧めします。

HDD/SSDの健康状態の指標S.M.A.R.T.

このページをご覧になった人は、まず、この S.M.A.R.T. という言葉を覚えておいてください。これは、HDD/SSDの健康状態の指標として使われるものです。われわれがHDD/SSDを使うと、HDD/SSDの現在の健康状態が逐次そのHDD/SSDに記録されます。温度、使用時間、電源投入回数はもとより、HDDの場合読み書きに失敗したセクタ(データを書き込むブロック単位)の数なども記録されます。SSDの場合、残り寿命がパーセントで表示されたりします。

windows パソコンでは、 例えばcrystaldiskinfo というアプリ(専用サイトからのダウンロードは無料。開発支援はストアアプリ版購入にて)をインストールことができ、インストールしたパソコン内蔵のHDD/SSDや、USB接続した外付けHDD/SSD(一部対応外あり)の S.M.A.R.T. を確認することができます。

Windowsではおなじみ、CrystalDiskInfo。こまめにバージョンアップが行われていて使い勝手が良い。履歴のグラフ表示、常駐機能、閾値のカスタマイズ、メール通知機能もある。

mac では、DriveDxSmart ReporterSmart Utility などのアプリ(有料と思われる)をインストールすることができ、ディスクユーティリティから確認することができると思われます。

macOS Ventura にも対応している DriveDx の画面

Linux (ubuntu) ※Ubuntu Japanese Team が提供している Ubuntu 日本語 Remix を標準構成で導入したもの では、ディスクユーティリティ に、SMARTのデータとセルフテスト 機能が含まれています。

Linux に搭載されていた ディスクユーティリティで表示される S.M.A.R.T. 値。
SSD のS.M.A.R.T.データの例。SSDは比較的新しい製品が多いので、アプリのバージョンが古いと、項目が正しく対応していないことがある。

おや~? 温度が99℃/210℉を表示してる!
これバグってますね!
下の表の7行目 194/温度 のところの 33℃が正しそうですね!

S.M.A.R.T. のどの項目に注意するか(HDDの場合)

S.M.A.R.T.を用いたディスク健康診断アプリでは、総合的に健康状態を正常、注意、故障状態 というように教えてくれますが、
その根拠を項目別に教えてくれます。ここで挙げるものは、一番よく起こりうるパターンです。覚えておいて損はないでしょう。

05 代替処理済のセクタ数 (Reallocated Sectors Count)
 セクタにデータを書き込もうとして書き込み失敗すると、HDDのファームウェアが、そのセクタを書き込み禁止にして、HDDが予備で持っている代替セクタ領域に書き込むよう制御します。書き込み失敗するということは、ハードディスク表面あるいは周辺の機構部品の劣化が考えられます。生の値(RAW値)が徐々に増えていたり、数十個にもなっていたら、即交換することをお勧めします。代替セクタ領域として確保されているセクタ数には限りがあります(その数はHDDの機種による)代替セクタが使い果たされるとデータ損失になります。

C5(アプリによっては 197と表示)代替処理保留中のセクタ数 (Current Pending Sector Count)
 セクタからデータを読み込もうとして読み込み失敗すると、HDDのファームウェアが、そのセクタに代替処理保留中という目印を付けます。読み込み失敗するということは、ハードディスク表面あるいは周辺の機構部品の劣化が考えられます。電源遮断などのストレスによって生の値(RAW値)が増えることもあるので、この数値が徐々に増えていたりしなければ、必ずしも即交換する恐れはありませんが、この数値が増加傾向の時、数十個にもなっていたら、即交換することをお勧めします。

カテゴリー
未分類

いつかは壊れるハードディスク、NASも同じです。壊れた時の対策してますか?

パソコンにも、業務用複合機にもハードディスクが入っています。USBケーブルで接続して外付けHDDを使っている人もいるでしょう。組織で使うデータを共有して作業できるようNASというネットワークハードディスクを使っているところもあるでしょう。NASに家族で録画したデータや録音した音楽などを入れている人もあるでしょう。

これらのハードディスクもいつかは壊れます。近頃は「ハードディスクなんか使ってないよ、SSDだよ」という方もおられますが、いつかは壊れるのは一緒です。地震や不注意で落下させて壊れてしまう事例、経年劣化で壊れてしまう事例、それぞれあるでしょう。いずれにしましても、定期的なバックアップが欠かせません。忘れないように自動バックアップがお勧めですね。作業都度、1時間、2時間、数時間、半日、1日、1週間、いずれかの間隔にするか決めることになりますが、バックアップ期間中に故障したらその分に入力したものは消えてしまいますので、そういったダメージが小さくなるような間隔でバックアップするとよいでしょう。バックアップ方法については環境によって大きく異なりますので、別の機会に触れようと思います。

カテゴリー
未分類

gmail に登録した POPメルアドに来ている新規メールを直ちに確認する方法

gmailは、gmailアカウントだけではなく、お使いの複数のプロバイダのメールを一括管理できる、クラウドのメールアプリとして使える優れものです。詳しくは当方の過去のブログ投稿をご参照ください。

私もインターネットプロバイダのメールをgmailで一括管理できるようになってその便利さとセキュリティの強さに感心しておりましたが、PCなどにインストールされたメールアプリと比べてメールの到着が遅いと感じることがあります。

なぜかというと、PCなどにインストールされたメールアプリでは、起動する度に同時にメール送受信をしに行くのですが、gmailでは必ずしもそうではないからです。定期的には確認しに行くのですが、起動する度にチェックするわけではないようです。

これはgmailの仕様ということで、自分でメールを受信しに行かなければならないようです。以下にその方法を示します。

外部メールをいますぐ受信する方法

1.gmail を開きます。
2. ①右上の「歯車」マークをクリックします。
  ・右側面に「クイック設定」が表示されます。
   ②「すべての設定を表示」をクリックします。

3.「設定」画面が表示されます。
   ①「アカウントとインポート」を表示します。
   ・アカウントとインポート画面が表示されます。
   ② 他のアカウントのメールを確認 という設定項目を見ると、これまでに追加した外部アカウント(プロバイダ等のメールアドレス)が表示されているはずです。
   そこで、次の行にあるメールを今すぐ確認する」のリンクをクリックします。複数のアカウントがあればその分のリンクをクリックします。これで終了です。

カテゴリー
未分類

wifi7 にするとどう変わるのか?

現在よく使われているwifi の規格は次のいずれかに当てはまりますよね。
wifi4 (IEEE802.11n) 2.4GHz帯、5GHz帯の電波を使用
wifi5 (IEEE802.11ac) 2.4GHz帯、5GHz帯の電波を使用
wifi6 (IEEE802.11ax) 2.4GHz帯、5GHz帯の電波を使用
wifi6E (IEEE802.11ax) 2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯の電波を使用
そして、次世代のwifi規格と言われている wifi7 が脚光を浴びています。

wifi7 (IEEE802.11be) は 、wifi6Eと同じく、 2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯の電波を使用します。

wifi7 の特徴

よく言われる有名どころの特徴は以下の3つ。
・320MHzという広いチャンネル幅を用いた高速通信ができる
・進化したQAMを使うことが規格に明記され高速通信が可能になる
・マルチリンクオペレーションによりトータルにみて最適で安定かつ高速な通信ができる

320MHzチャンネル幅の採用

以前、wifi4 (IEEE802.11n) が採用された時に、従来の20MHzの倍の 40MHz幅のwifi通信が認められた。この通信は倍速モードとかダブルチャンネルとか呼ばれた。その後 wifi5 (IEEE802.11ac)では、80MHz、160MHz幅の通信が認められる。従来の20MHz通信の4倍、8倍なので、クワッドチャンネル、オクタチャンネルと言われた。なお今使うことのできるwifi周波数帯のうち、2.4GHz帯は電波が広範囲に飛び更に大変混雑しているので、ぽつんと一軒家でもない限り事実上20MHz幅の通信しか使われない(40MHz幅の電波を出すのは迷惑だから止めたほうが良い)。5GHz帯は、2.4GHz帯ほど電波が広範囲に飛ばず近隣への影響が少ないため、80MHz幅の通信が多く行われている。5GHz帯には W52,W53,W56の区画があり、いずれも一応160MHz幅は確保できるがそれぞれ1区間しか取れない。最近は密集地では混雑しているし、屋外使用不可かつ航空レーダー受信時にはwifi電波が止まるため送受信が不安定になる周波数帯ではある。
そのためかどうかは知らないが、wifi6E では新たに 当局によって6GHz帯の周波数がwifiで使えるようになった。6GHz帯では干渉回避できる160MHz幅の区間が3つ取れ、wifi7で採用されるといわれる320MHz幅(16倍速モード)の区間も取ることができる。

もし現在160MHz幅でwifi通信を行って2402Mbpsリンクが実現できていたなら、wifi7 で 320MHz幅でwifi通信ができれば、その倍の 4804Mbpsリンクでつながることになる。(後述の 4KQAM 通信ができれば、更に20%ほど速いリンク速度でつながるそう。)

進化したQAM

QAMはデータを電波に乗せる変調方式の一種で、直交振幅変調と言われる。この方式も、規格が変わるごとに変化していて、
・wifi4 64QAM
・wifi5 256QAM
・wifi6 1024QAM
wifi7 4KQAM

この数が多いほど沢山のデータを送れるので、速度も速くなることが期待される。一方で、正確に復調するための条件が厳しくなる。

マルチリンクオペレーション

wifi電波は 2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯の3種類(5GHz帯の W52~53, W56を別の周波数帯とみなせば4種類)あるが、一つの端末と wifiルータとの間で通信する周波数帯はそのうちのただ一つ。複数の周波数帯の中で通信するのに一番条件の良いところをルータが提案してくれる仕様のものはあるが、ルータと端末の間でリンクを張る周波数帯域は3~4種類のなかのいずれか1本のみだった。
wifi7では、ルータと端末の間に、例えば 2.4GHz帯と 5GHz帯 の両方にリンクを張って、その時々でパフォーマンスが最適になるように、ある時は片方の帯域だけ使うとか、ある時は両方同時に使うとかできるようになる。5GHz帯でルータが航空レーダを受信してパフォーマンスが落ちてる間だけ、2.4GHz帯を使うとか、今は2.4、5GHz両方調子がいいから両方使って通信しよう、とかルータが判断して勝手にやってくれる。

以上、マルチリンクオペレーションとか、装置が複雑になりそうに見え価格も高そうだけど、期待はしたいと思う。

カテゴリー
未分類

手持ちのwindowsマシンをLinuxで使えるようにするのはまだ敷居が高い

普通に動くけどサポートが切れた、動くけれど遅くなったので使わなくなった、そのようなパソコンを有効利用したいけれど

一応動くけれど使っていないPCが、あなたの周りに転がっているかもしれません。中にはハードディスクをSSDに変えたり、メモリを4GBから8GBに増やしたりするだけで十分使い物になるものもあるんですよ。でもそうならないPCもあるんです。CPUの設計が古かったり性能が低かったりするときです。また性能的には十分使い物になるんですが、マイクロソフトのセキュリティーサポートが有効なバージョンのwindows(例えば windows10や windows11)が入れられないPCもあるんです。なんだか勿体ないですね。

持て余してるPCにLinuxを入れると、セカンドPCとして有効活用できるかもしれません

こういう類のことは、もう20年も前から言われてるんですね。linuxが誕生してPC雑誌に取り上げられるようになって20年以上経ちますが、一向に普及する気配がありません。なぜでしょうね。やはり使うには敷居が高いんでしょうね。

Linuxの一つの製品、ubuntuを例に、何ができるか調べてみる

これが わたくしが最近インストールした、ubuntu 22.04 LTSバージョンの画面です。このPCは 富士通 FMVA42GW という機種で、2012年春モデル。もともとはwindows7 が入っていました。CPUは、Pentium B960(2.20GHz)で、passmarkは891。SSDに換装しメモリ8Gに増設したのですがそれでも遅くて一線から退かせたノートPCです。でもこのPC、後述のインストールに苦労したPCとは違いすんなりubuntuをインストールでき、何もしなくてもwifi接続できました。

画面左側面がランチャー(windowsでいうタスクバー)になっていて、私は次のようなものを登録しています。

上からFirefoxとchrome(インターネット閲覧)
画像は省略。Firefox はubuntu日本語サイトからダウンロードして作成したメディアからインストールすれば標準に付いているもの。chromeはgoogle検索でダウンロードして、インストール方法を調べれば、ある程度のパソコン使用者なら出来るかと。

ファイルアプリ(windowsでいうエクスプローラ、ユーザフォルダが表示される。そんなに違和感ないかと。

Rhythmbox(windowsでいうメディアプレイヤー)
MP3ファイルを指定のフォルダに入れたら、自動または手動でリストに登録できた覚えがある。PCやスマホとUSB接続してデータコピーしたところ、曲名やアルバム名が文字化けして困ったことがあった。
今は、主流になっているストリーミング配信のサイトで音楽を聴くことが多いので、必ずしも使う機会はないと思う。

Libreoffice writer(windowsでいうマイクロソフトワード)
マイクロソフト製品のファイルを開くことはできたが、レイアウトが忠実には再現されなかったと記憶している。一方、Libreoffice writer で作成したファイルは、OpenDocument Format (ODF文書)のテキスト形式(odt形式)となりますが、そのファイルを今のバージョンのマイクロソフト製品で開くことはできる。
もちろん、Libreofficeには、エクセル、パワーポイントに相当するアプリもそろっている。

ubuntu software アプリ(windowsでいうストアアプリ)
画像には、Spotify や VLCメディアプレイヤーが移っているが、そのほかにもインストールできるアプリはありそう。

ヘルプアプリ
私はこれを使ったことはないけれど、重宝すると思う。

ディスクアプリ(windowsのコンピュータの管理-記憶域アプリの一部機能、crystaldiskinfoアプリ)
SSDやハードディスクの健康状態はこのアプリから見ることができる。(S.M.A.R.T)

gimp (無料で高機能な画像編集・処理ソフト)
windowsでも有名なこのアプリが使えるのはうれしい。

その下にマウントされているドライブ表示、ごみ箱 が続きます。

一番下が「アプリケーションを表示する」(windowsでいうところの「すべてのアプリ」ですね)

ubuntuのインストール方法

最初から脇道に逸れますが、windows(例えばwindows10)と、ubuntu を一つのストレージ(HDD/SSD)上で起動できるようにする方法として、主に以下の方法があるのでしょう。私はやったことがないので受売りですが。

1.windowsが動作するストレージのパーティション(区画)を空けて、そこに ubuntu のインストールメディアから ubuntu をインストールする。そうすると ubuntu のブートローダーがwindows自体の起動セクタに上書きされるので、ubuntu のブートローダーから、ubuntu/windows10を選択して起動できるように設定する

2.windows10 の Hyper-V を用いて、ubuntuを windows10の仮想マシン上で動作するように設定し、そこに ubuntu のインストールメディアから ubuntu をインストールする。

3.Windows Subsystem for Linux(WSL)を有効化した後、ストアでUbuntuをインストールする。

さて、今回は種々の理由でwindowsを使う見込みのない持て余しているPCにubuntuをインストールすることを考えているので、以上の方法は用いずに純粋にPC上のwindowsを削除してubuntu を入れることにします。

一般的には

1.PCにインストール用メディア(LiveDVDまたは、そのUSBメディア)を装着して、DVDまたはUSBメディアを起動する

2.お試し版のubuntu の起動が完了したら、「ubuntu のインストール」 をクリックして、画面の指示に従ってインストールを開始する

簡単に言うとそれだけですが、これが一般の人には敷居が高い!

ubuntu のインストールメディアからubuntu を起動できない場合

最近のPCでは、かなりの確率でこれが発生し、インストールの敷居を高くしています。

そのようなPCでは、TPMという、セキュリティ機能を強化するモジュールが搭載されていることが多く、その場合、windowsのセキュリティ強化には威力を発揮するのですが、ubuntu をインストールするうえでは今のところ必須ではありません。TPMを使おうとするには関連知識が必要ですので、ここではTPMを使わないで進めます。

BIOS(UEFI)画面を出す

画面はメーカーや機種によって異なります。

PCのメーカーによって異なるのですが(F2キー、F10キー、Deleteキーなどが指定されている場合はそれを連打します。Lenovo の OneKeyRecoveryボタンのような特殊なボタン が指定されている場合はそれを押します。 )

BIOS画面が出ないとき、そのPCがwindowsが正常に動作する環境にあれば、電源メニューから、shiftキーを押しながら再起動 を行います。

その後「トラブルシューティング」を選択

「詳細オプション」を選択

「UEFIファームウェアの設定」を選択して「再起動」押す

BIOS(UEFI)画面のどこかに、ターゲットのPCにTPMを使う設定がされていたならば、TPMのクリアを行った後でTPMを使わない設定にします。そしてセキュアブートの設定をオフにします。UEFIモードをレガシー(CSM を有効)にまでする必要はないと思います。

それでもubuntu のインストールメディアからubuntu を起動できない(進まない)時

Ubuntu日本語フォーラム(https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=21587) の、上から4番目の投稿(2022-05-22 13:47:17)の 回避策 を参考にして 起動オプションを変更してみることをお勧めします

その結果、私の環境では ubuntu のLiveメディアを起動できましたので、LiveCDの画面から ubuntu をインストールしました。

ここまで苦労して ubuntu をインストールしたにもかかわらず・・・

PCのwifi、自分が持っているプリンタが使えなかったりします。いずれもドライバの入手や設定に手間がかかるか、あるいは入手できないかになります。(ちなみにそのノートPCはLenovo ideapad 330)

Linuxの世界では結構メジャーな ubuntu でさえ、一般の方にとっては、それが使えるようになるまでの敷居が高く感じた一件でした。
※使用した ubuntu のバージョンは、 22.04 LTS。2年に1回リリースされる LTS バージョンのみが長期サポートされます。次のLTSバージョンは 24.04LTS、日本語サポートされたバージョンは24年夏以降に出されると思われますが、そのバージョンでは、インストールの障壁が低くなったり、さらに使いやすくなったりするのではないかと思います。期待したいですね。

カテゴリー
未分類

中古BTOパソコン SSD/メモリ8G/core i5/windows10 税込¥5,000

※上の背面写真にて、拡張スロットのUSB端子は付きません。

当店で現品を展示販売中のデスクトップスリムタワー型パソコンです。

ケース、電源ユニットは新品同様、SSDは新品です。

core i5 搭載で、軽作業でしたら十分使えます。

USB端子が8個あります(前面2個、背面6個)

windows10 pro / core i5 / SSD 240GB / メモリ 8GB
マイクロソフトによるセキュリティ更新サポート 2025年10月まで有効

動作確認済。購入日より30日保証。

拡大した画像をご覧になりたい場合、windowsパソコンでは画像を右クリックして「新しいタブで画像を開く」を選択してご覧ください。
カテゴリー
未分類

Lifebook AH77/K FMVA77KW タッチパネル液晶 Webカメラ搭載 Core i7 windows10 中古ノートパソコン 税込 ¥19,200

当店で販売中のパソコンです。

多少の生活キズ等はありますが状態の良い製品です。

core i7搭載で500GBのSSD搭載のサクサクPCです。

windows10 home / core i7 / SSD 500GB / メモリ 8GB
ディスプレイ 15インチ
Microsoftによるセキュリティ更新サポート 2025年10月迄有効

動作確認済。購入日から30日保証。

拡大した画像をご覧になりたい場合、windowsパソコンでは画像を右クリックして「新しいタブで画像を開く」を選択してご覧ください。
カテゴリー
未分類

暑い夏、PCを動かしてしばらくするとブルースクリーンになる。ひょっとして熱暴走では?

突如画面が真っ青。「Machine Check Exception」

とあるパソコンを使っていてしばらくすると、突然青い画面が現れて、時間がカウントされて再起動する(windows設定によってはこのまま画面が固まる)不具合が出ました。

エラー名は「Machine Check Exception」です。

拡大した画像をご覧になりたい場合、windowsパソコンでは画像を右クリックして「新しいタブで画像を開く」を選択してご覧ください。

HDDやメモリ、windowsシステムは異常なし

ハードディスクドライブ※①やメモリ※②に異常がなく、windowsシステム※③に異常がない。ドライバに異常がある場合もあるけれども、パソコンの電子部品や冷却ファンの故障の疑いを強めた。

CPU温度は100℃近く。明らかに異常

CPUの温度測定するアプリをインストールして確認※④した結果、温度表示が100℃近くまで上がる。こりゃいかんわ。

冷却ファンにはホコリ無し。CPUグリス再塗布も効果なし

分解してファンや基板の内部清掃を行ったが、ホコリは微々たるもの。CPUのグリスを塗布しなおしたけれども、状況は改善しない。このパソコン PC-hf750bab、見るからに放熱設計が劣っているように見える。内蔵キーボードの収納板がおそらく熱で変質してザラザラになっていた。

とはいえ今までなかったCPUの熱暴走が頻繁に起きるとすると、冷却ファンが劣化しているのかもしれない。でも冷却ファンはCPUの温度が上がると回転数が上がるのを確認している。だとするとCPUか?

BIOSは最新にした

そのパソコンのBIOSのバージョンが古かったので最新のにしておいたが改善しなかったですね。

とにかくCPUが100℃にならなければ熱暴走にならないんだから、PCの負荷が増えてもCPUに供給する電圧を上げないようにしました。あと冷却ファンが高速回転するタイミングを早めるようにしました。

windowsの電源オプション設定の変更で、熱暴走を回避

一番効いたのは、最大のプロセッサの状態。
これを100%から80%に変更。
冷房が適度に効いた環境においても、高負荷時にこれまで100℃でブルースクリーンが出ていたが、変更後は80℃を超えることはなくなった。

この数値を調節することで、CPUの温度とPCのパフォーマンスが両立できるところを探すとよいでしょう。

拡大した画像をご覧になりたい場合、windowsパソコンでは画像を右クリックして「新しいタブで画像を開く」を選択してご覧ください。

同時にシステムの冷却ポリシーを変更。
CPUの発熱が気になるならば、アクティブに変更することを勧めます。ファンの音は大きくなりますが。

※① フリーソフト crystaldiskinfo というアプリを使って、 S.M.A.R.T 値を確認し、注意を要するステータスが出ていないか確認します。
コマンドプロンプトまたはパワーシェル(ターミナルアプリ)を管理者権限で開き、「chkdsk c: /f」を実行します。(これも絶対安全ではないので、危なそうな症状のときは、 /f をつけずに、まず読み取りモードで行い、まずHDDのイメージコピーをしてから行っています)
(また余談ですが、私どもはほぼ絶対 「chkdsk c: /r」は行いません。crystaldiskinfo で「注意」「異常」が出ていればなおさらです。HDDに劣化があった場合データ復旧の可能性をつぶしてしまいます。専門家へ直行です。)

※② windows 付属の 「windows メモリ診断」というアプリを使います。

※③ コマンドプロンプトまたはパワーシェル(ターミナルアプリ)を管理者権限で開き、次の2つのコマンドを実行します。(dism は インターネット接続要)
dism /online /cleanup-image /restorehealth
sfc /scannow

※④ 例えば、 CPUID HWMonitor というソフトを使って、CPUの電圧と温度を確認します。(下の写真は参考画像です。熱暴走が発生したPCのものではありません)

拡大した画像をご覧になりたい場合、windowsパソコンでは画像を右クリックして「新しいタブで画像を開く」を選択してご覧ください。