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windows10から11への無償アップグレードに期限があるのか?

windows11が発売されたのが 2021年10月5日。ということは 次の10月5日で発売1周年を迎えます。今まで、windowsの新規バージョンが公開されると、使い勝手が大きく違ったり、大きな不具合が続出したりして、アップグレードして後悔することが 多くありましたが、windows11では、大きく報道されるような大問題や悪評判は立ちませんでした。1年様子を見た結果、windows10のパソコンを11にしたいと思った方もおられることでしょう。

これまでは windows10 をお使いの方で 月1回のwindows update の度に、しつこくwindows11へのアップグレードを促されて辟易した方もおられたかもしれませんが、9月20日時点では、windows11へのアップグレード条件を満たすPCに限り、無償でアップグレードが出来ます。

ですが、windows10から11までの無償アップグレードがいつまで出来るかは不明だそうです。マイクロソフト社が事前アナウンスなしに無償アップグレードを中止することは無いと思いますが、注意しておくにこしたことはありません。

windows11にアップグレードしない方が良いPC

windows11へのアップグレード要件を満たしていても、アップグレードしない、でwindows10を2025年10月14日まで機能更新をしながら使い続けた方が良いPCというのも当然あり得ます。どういったPCかというと例えば

(1)windows11に対応していないかもしれない業務用アプリが導入されているパソコン
(2)アップグレード要件を満たしていても、低スペックなため長期間使えそうもないパソコン
(3)タッチパネルやサブ液晶パネル、その他特殊仕様のパソコン

 業務用アプリとは、医師や薬剤師、デザイン、建築、設計、税務会計等、いわゆる士業など、特定の業種用に開発され、汎用ルートで流通していないアプリのことで、概して高価格のものです。独自のバージョンアップやサポート体制を取っています。そういったアプリは、windows11に対応しているか、対応予定があるか、対応するのにいくら掛かるか、必ず確認して、アップグレードをいつ行うか計画を立てることをお勧めします。

 アップグレード要件を満たしていても、低スペックかどうか注意すべきパソコンは、モバイルパソコンと、低スペックCPUのパソコン、パーツ増設困難なパソコンになります。
 モバイルパソコンは、小型のバッテリーでも長時間使える低消費電力のCPUを使用しているため、一般的に性能は低いです。その他のデスクトップPCや卓上用ノートであってもCPUの性能が低いものは、今後windows11として使い続けるのに不向きです。
 お使いのCPUがどれだけの性能であるか調べる指標として、passmark というのが参考になりますので、その値がどうか一度確認してみてください。

 またモバイルパソコンは、小型化を追求しているためパーツ増設困難なことが多く、一般のパソコンで当たり前なメモリ増設ができないことが多いです(メインボードに直接メモリが実装されている(オンボード))。ストレージが少なめなこともあり、ドキュメント類が多ければ外付けストレージやクラウドに保存する手もあります(SDカードやUSBメモリは暫く使用しないと揮発してデータを失うことが有るのでお勧めしない)が、インストールするアプリを増やし過ぎると使い勝手が悪くなるのはスマホと同じです。

CPUの性能を測る指標 passmark

 passmark は、お手持ちのPCに搭載されているCPUの型番名をメモして、「CPUの型番名 passmark」で検索すれば出てくると思います。
 例えば、PCに搭載されているCPU が、 Core i5 1035G1 だった場合、
   core i5 1035G1 passmark
で検索すると、7594 と表示されるでしょう。

 windows10 をお持ちの方で、windows11にアップグレードしてもらくらく快適に使うためには、 できれば CPUのpassmark値が 8000 以上ほしいものです。

PCのメモリは最低 16GB にできること

 モバイルPCのメモリの状況については、そのPCの仕様を調べると良いです。
 例えば、お使いのPCが 下記の lenovo の 13.3インチのモバイルPC だったとして、製品仕様を見てみましょう。
 搭載メモリは 8GB とありますが、最大搭載可能メモリの記載が有りません。LPDDR4X は、装着可能なメモリではなく、最後にオンボードという記載があります。このPCにはメモリを増設できないことが分かります。16GBに増設することは出来ないので、個人的にはwindows11へのアップグレードをお勧めしないPCになります。
 最近 windows11対応で 増設できない8GBメモリ搭載のモバイルノートを買ってしまわれたのなら、同時に複数のアプリを使用することを控えるなど工夫してお使いください。

別のPCを見てみましょう。これはdynabook の 14インチノートです。製品仕様を見てみましょう。
 搭載メモリは 8GB とありますが、最大32GBと書いてあります。16GB以上搭載可能ですね。passmark値も調べてみましたが 10057 でした。このPC は windows11へのアップグレードをお勧めできるPCになります。

ストレージは SSDが必須。サイズは240GBは欲しい

 パソコンが一般的にビジネスで普及するようになって以来、ストレージとしてハードディスクドライブ(HDD)が使われてきましたが、windows10 では起動処理が重くなっているため、HDD搭載PCだと、しばらくの間アクセスしっぱなしになります。それを緩和するために、スマホに搭載されているようなフラッシュメモリを使ったストレージ SSD を搭載したPCが増えてまいりました。
 マイクロソフト社は、パソコンメーカーに対し、2023年以降発売のPCへのSSD搭載を義務付けることにしたので、HDD搭載のPCは無くなってきます。HDD搭載のPCの多くは、SSDに交換することでサクサクと動かすことができますので、弊社でもSSD換装をお勧めしております。稀にSSD換装が困難なPCがございますが、そういうPCは windows11へのアップグレードをお勧めしません。

ストレージのサイズは、最低240GBは欲しいところです。容量120GBのSSDでもwindowsは動作しますが、あとあと必要なアプリをインストールすることが困難になることが有りますのでお勧めしません。データも外付けストレージやクラウド、またはUSBメモリ必須になります。

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