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今更周知するんですか?マイクロソフトさん(2)

「Windows」のアップデート、適用には十分な接続時間が必要–MSが明らかに – ZDNet Japan

https://japan.zdnet.com/article/35182904/

私ども業者からすれば、「何をいまさら」と思うのですが、これ以外にも、マイクロソフト関係で知っておきたいことがあります。

OneDrive について十分な知識を持ち合わせていないうちは
個人用OneDrive において、少なくとも同じマイクロソフトアカウントを使って複数PCを運用する場合、windowsセットアップの時に、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャをOneDriveに設定するのはお勧めしない
(設定解除は、タスクバーに表示される(もしくは隠れている)、マイクロソフトアカウントの雲形アイコンを右クリックして「設定」を選び、バックアップタブから、「バックアップの管理」を選び、デスクトップ、ドキュメント、写真 それぞれのチェックマークを外して×を押す)

あの設定は、PCのストレージが壊れた時のバックアップのためのもの。ですからバックアップという表現がされているわけで、
複数PCで運用する場合、これを設定してしまうと、いろんな不具合が起きることがあります。例えば

ドキュメントフォルダに入っているオフィス・アウトルックのメールデータが問題を引き起こす

オフィス・アウトルックのメールデータは、通常、ドキュメントフォルダ内のOntlookデータというサブフォルダに保存されます。アウトルックの使い方によってはファイルサイズが相当大きくなっています。アウトルックを終了する都度このビッグサイズのデータが書き換えられ、OneDriveクラウドに同期しようとします。その同期には時間を消費します。従量制通信なら多大な通信量を消費します。同期に時間がかかるということは、同期が完了しないうちにパソコンの電源を切ることもあり、その時には同期が失敗します。バックアップ用途にも適さないでしょう。
オフィス・アウトルックのメールデータをOneDriveに入れて複数PCで同期させれば、webメールのような運用ができるか?そのような運用は困難です。
個別のPCの性能、通信速度とOneDriveの性能がネックとなるので使い物にならないでしょう。

デスクトップフォルダに張り付けたショートカットが、拠点間で矛盾する

自営業者等で、同じマイクロソフトアカウントで紐づけした複数のPCの一方を自宅に、もう一方を店舗事務所で置く場合、自宅と店舗事務所にそれぞれ別のネットワークストレージやプリンタを置いたりしているかもしれません。それぞれを使いやすくするためにデスクトップ上にドライブのショートカットを張り付けてあるかもしれません。アプリのショートカットを張り付けているかもしれません。自宅と店舗事務所のPCのドライブ構成が違っていれば、同一マイクロソフトアカウントで共有されたショートカットは混乱のもとになります。ネットワークドライブのショートカットも問題のもととなります。

その他、他社クラウドアプリやメールソフト、専用ソフトでデスクトップ、ドキュメント、ピクチャを使用していることがあり、問題が発生するかもしれません。

更に、個人用Vault というフォルダが、個人用OneDrive上で複数PCを運用したときにどういうふるまいをして、どういう使い方をすれば良いか、どういう設計になっているか、十分なデータを持っていません。

以上、私の無知をさらけ出していることを否定はしませんが、一般のユーザーにとってOneDrive 一つ使うにも結構な量のノウハウを調査して利用しなければならないのは事実です。そのための時間とコストは膨大だと思います。

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